松茸狩り
●マツタケの歴史
弥生時代の遺跡からマツタケの形をした土偶が発見されており、太古から食用にされていたようです。奈良時代の「日本書記」にも、マツタケらしいものが天皇に献上されたと記されています。マツタケは、平安時代の和歌にも詠まれ、貴族や宮中人たちの秋のレジャーとしてマツタケ狩りが盛んに行われていました。文献によると、約900年前の鳥羽天皇がマツタケの汁物を召し上がったと記されています。また、江戸時代には庶民の口には入らないと嘆いている川柳があり、昔からセレブ向けの食材だったようです。
●マツタケの探し方
マツタケは、樹齢25年以上のアカマツの細根に寄生します。水はけがよく風通しが十分で、木洩れ日が差し込むような所に生えているため、南向きの斜面が狙い目です。マツタケを探す時は、斜面を下から見上げるようにしてお探し下さい。マツタケの傘が開いていると裏側が白いので、落葉の中でも割合よく目立ちます。
マツタケが地上に頭を出してから、傘が開いて裏側の皮膜が破れるまで約1週間〜10日ぐらいかかります。傘が開いてしまうと1〜2日で折角の香りが飛んでしまうため、ツボミ〜半開き状態が狙い目です。落葉の下に埋もれているのを探すのは根気が要ります。地表からわずか1〜2cm程度、頭を出したマツタケを見つけたら、周囲の土を掘って、石附き(軸の根本部分)からソッと押し上げるようにして採取して下さい。
●美味しいマツタケの選び方
・触ってみて柔らかいのは、虫食いの恐れがあるため、表面が湿っていて柄の部分が固い目のもの
・香りがまだ飛んでしまっていない、ツボミ〜半開き状態のもの
●美味しいマツタケの食べ方
マツタケの一番の魅力である香りと食感を楽しむために、様々な料理が工夫されています。傘が開いて香りが強いのは、マツタケの炭火焼、すき焼き、土瓶蒸し、炊き込みご飯などに使います。傘がまだ開いておらず柄の部分が柔らかいのは、食感がよいので、天ぷらや
握りに使ったりします。
●マツタケの効能
古来、香りと味と栄養の面で最高の食材とされるマツタケは、植物なのに蛋白質とビタミンが豊富で、成人病にも優れた効果があると言われています。
また、胃や腸の消化機能を良くするだけでなく、抗ガン成分も含まれており抗ガン食品としても有名です。
●松茸(マツタケ)狩り園:10月上旬〜11月上旬
やましん
079-569-0827 |
神戸電鉄「三田駅」からバスに乗り、「小柿」で下車すぐ |
乙原観光園
079-566-0005 |
神戸電鉄「三田駅」からバスに乗り、「乙原」で下車、徒歩約10分 |
藤の坊さんだ山荘
079-563-1112 |
神戸電鉄「三田駅」からバスに乗り、「志手原」で下車、徒歩約10分 |
つぼのうち
079-569-0037 |
神戸電鉄「三田駅」からバスに乗り、「十倉」で下車、徒歩約15分 |
湖翠荘
079-567-2225 |
JR「新三田駅」から送迎バスがあります |
しろや
0795-67-1418 |
JR「広野駅」から送迎バスがあります |
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