ブドウ狩り
●ブドウの歴史
ブドウの歴史は古く、ワインの原料として利用されることが多いため、世界で最も生産量の多い果物です。「葡萄」は、元来ペルシャ語のブーダウを漢字に音訳したのが中国から日本に伝わったもので、現在の北京語では「プータオ」と読みます。日本での栽培は、甲州ブドウが始まりと言われ、江戸時代から徐々に各地に広がっていきました。明治以降は、新しい品種が輸入されたことや、日本の温暖で湿潤な気候が適したため、盛んに栽培されるようになりました。
●美味しいブドウの見分け方
・粒が揃っていて、皮に張りがあり、軸が太くて粒がポロポロ落ちないのが新鮮
・実と実の間隔が適度に開いているのが熟している
・ブドウの皮に付いている白い粉(ブルーム)が付いている方が新鮮
・ブドウの房の上の方がたくさん日光を浴びているので、糖度が高い
●ブドウの摘み方
一般的に、ブドウは樹の先端の房から熟してきます。そこで、ブドウ畑に入ったら、まず根の位置を確認して下さい。そして、根から出来るだけ離れた所に付いている房を収穫しましょう。
●美味しいブドウの食べ方
皮のすぐ内側に甘味の層があるため、皮ごと食べると、香りや果汁を存分に味わえます。また、栄養素も皮の内側に蓄積されています。
●ブドウの効能
最近、ブドウに含まれるポリフェノールが老化やガンの予防効果があると言われ、注目されています。その他、高血圧の予防や疲労回復にも効果的とされています。糖類が多いので、疲労回復にはよいのですが、食べすぎると肥満の原因になります。干しブドウの場合は、カリウムが5倍以上になり、ミネラルや食物繊維もぐっと増えます。
●ブドウの栄養素(100g中の含有量)
カリウム 130 mg、ビタミンC 4 mg、ビタミンE 0.3 mg
●葡萄(ブドウ)園:8月上旬〜9月中旬
岩岡観光ぶどう園
078-935-3681 |
JR山陽本線「大久保駅」からバスに乗り、「上新地」で下車すぐ |
神出観光ぶどう園
078-965-3751 |
JR「明石駅」からバスに乗り、「老ノ口」で下車、徒歩約5分 |
●各園の詳しい情報は神戸市観光園芸協会ホームページをご覧ください。
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