スイカ狩り
●スイカの歴史
原産地は南アフリカです。日本では、17世紀中頃に隠元禅師が中国から持ち帰ったのが始まりと言われています。中国には、シルクロード経由で伝わったため、「西瓜」と名付けられ、この唐音から日本では「スイカ」と呼ばれるようになりました。江戸時代の文書ではスイカを食べたとよく書かれています。1696年の「農業全書」には、スイカの種子は、いろいろあるが、「じゃがたら」が赤肉で味が良いという記述があります。以前は、黒皮・無地皮のスイカが一般的でしたが、昭和初期から、緑の地に黒い縞模様のスイカが急速に広まりました。世界各国で約150種類以上が栽培されていますが、日本では、奈良中心の大和スイカと関東中心の都スイカの二大品種が主流です。
●美味しいスイカの見分け方
・スイカを叩いた時に、「ボン、ボン!」と低い音がするのが食べごろ。未熟な場合は、「ポン!」と高い音がし、熟れすぎのスイカは、中に空洞ができ、「ドン!」と鈍い音がする。
・ヘタの周りが凹んでいて、お尻の花落ちの部分が小さい。
・縞模様がくっきりとしていてツヤがよく、表面がザラザラしている。
●スイカの採り方
花落ちの部分を指先で押さえてみて、やや軟らかくなっていれば収穫できます。実がついているツルにある巻きひげが枯れているのを選んで、ハサミを使わず、手でねじ切るように収穫して下さい。
●美味しいスイカの食べ方
一番甘いところは中央部なので、その部分を軸に切り分けて下さい。また、縞と縞の間を切ると種が目立たないので、見栄えよく切れます。スプーンで食べるよりも豪快にかぶりつく方が美味しくいただけます。
●スイカの効能
スイカの果汁には、利尿作用があるカリウムやシトルリンが含まれています。尿とともに余分な塩分を排出することから高血圧や動脈硬化、膀胱炎、腎炎の予防効果が見込まれます。スイカの皮はコレステロールを減少させたり、血管を拡張させたりする効果があると言われています。漢方では、スイカの種が強壮・止血・のどの痛みなどに効果のある薬として用いられています。そのため、中国では種子を食用にするスイカも栽培されています。
●スイカの栄養素(100g中の含有量)
カリウム 120 mg、ビタミンC 6 mg
●西瓜(スイカ)農園:7月中旬〜8月下旬
めっこうファーム(JA兵庫六甲 神出支店)
078-965-1055 |
神戸市営地下鉄「西神中央駅」から12系統のバスに乗り、「神出南」で下車、徒歩約10分 |
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