椎茸狩り
●シイタケの歴史
シイタケは、主に日本や中国などで生産されています。元来、"椎の木に成る茸"という意味ですが、特に椎の木に限定されません。江戸時代の中頃から栽培され始めたようで、1741年、天城湯ヶ島町で石渡清助が日本で初めて事業としてシイタケの人工栽培を行っています。これは、シイやクヌギなど広葉樹の原木に傷をつけ、そこに胞子が自然につくのを根気よく待つという栽培方法でした。その後、人工的に胞子を植え付けるようになったため、現在は1年中栽培ができます。
●美味しいシイタケの見分け方
・原木栽培のシイタケは、ゆっくり成長するため、肉がしっかり詰まっている
・焼いた場合にも、身の縮みが少なく、味も香りもしっかりしている
・肉厚で、手に持った時に重量感があり、傘がしっかりと巻いている
●シイタケの採り方
シイタケ狩りでは、自分の好きな大きさのシイタケを選んで採ることができます。鍋や煮物用なら小さめを、焼肉用なら大きめを狙って、シイタケの石突き(柄の先端)を左右にゆっくりと動かすようにして、採って下さい。
●美味しいシイタケの食べ方
もぎたての新鮮なシイタケは、傘の茶色い方を下にして、傘の裏側に塩を振り、水滴ができるまで弱火でじっくりと焼きます。水滴ができたら柚子のポン酢でお召し上がり下さい。
●シイタケの効能
シイタケは、食物繊維も豊富で、低カロリーなので、ダイエット志向の現代人向きです。エリタデニンという成分が血中のコレステロールを低下させるため、動脈硬化を防ぐと言われています。日光に当てると約20分でビタミンDが10倍近くに増えるので、日光に当ててから調理すると、カルシウムの吸収率を高め、丈夫な骨作りに効果的です。さらに、シイタケの有効成分であるレンチナンは抗ガン剤として活用されています。
●シイタケの栄養素(100g中の含有量)
ナイアシン 2.4 mg、ビタミンB2 0.24 mg、ビタミンD 2μg (17μg)*、食物繊維
4.1 g
注*:生シイタケ2μg → 干しシイタケ 17μg
1μg(マイクログラム)=1/1000 mg
●椎茸(シイタケ)園
しい茸園有馬富士
079-564-5599 |
JR宝塚線「新三田駅」で下車、送迎バスで約5分 |
しい茸ランドかさや
079-568-1301 |
JR宝塚線「相野駅」で下車、徒歩約10分
<送迎バスのサービスがあります> |
花山観光園
079-562-2272 |
神戸電鉄「三田駅」からバスに乗り、
「志手原」で下車、徒歩約5分 |
山香園
079-569-0031 |
神戸電鉄「三田駅」からバスに乗り、「波豆川口」で下車すぐ
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