梨狩り
●ナシの歴史
大きく分けて「和ナシ」、「中国ナシ」、「洋ナシ」の3種類に分けられますが、日本で消費されるナシは、圧倒的に「和ナシ」です。登呂遺跡などで、ナシの種子が数多く見つかっており、弥生時代から日本でナシが食べられ始めたとされます。「日本書紀」に持統天皇がナシやカブ、クリなどを植え五穀の助けとするよう奨めている記述があるなど、古来、好んで食用にされました。江戸時代には盛んに品種改良が行われ、100以上の品種が果樹園で栽培されていました。明治時代になると、その後のナシの代表格となる二十世紀と長十郎が相次いで栽培されるようになりました。
●美味しいナシの見分け方
・軸が細くて、肩と尻が張って扁平なもの
・背が高くなくて、横に大きく腰が低い
・色つやがよくて、重量感がある
●ナシの採り方
実の下の方を片手で持って、横向きにするように上に持ち上げるだけで簡単に採れます。
実を下に引っ張ると枝も折れてしまいますので、ご注意下さい。
●美味しいナシの食べ方
ナシの美味しいのは尻の部分で、芯の周囲は甘味が少なく、逆に酸味が強くなります。ナシを食べる時は、芯の周囲を大きく取り除くと、ナシの美味しさだけをご賞味できます。
●ナシの効能
ナシに含まれるカリウムには、血圧を下げる働きがあり、高血圧予防に効果的です。また、熱を下げ、肺を潤し、咳や痰を鎮める作用があるため、風邪や扁桃腺炎で熱があり、のどが痛むときはナシの絞り汁を冷やして飲むと効果があります。ただし、妊娠婦や冷え性の方は食べ過ぎにご注意下さい。
●ナシの栄養素(100g中の含有量)
カリウム 140 mg、ビタミンC 3 mg
●梨(ナシ)園:7月下旬〜9月下旬
神戸観光なし園(JA兵庫六甲 神出支店)
078-965-1055 |
神戸市営地下鉄「西神中央駅」からバスに乗り、
「小束野」で下車、徒歩約10分 |
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