有馬の歴史街道・湯本坂の史跡とお店 有馬温泉の土産・特産品

有馬の歴史街道・湯本坂の史跡とお店
有馬温泉の土産・特産品

今回の有馬ナビでは、有馬温泉の土産・特産品を代表する、人形筆、有馬籠、炭酸煎餅(炭酸せんべい)、松茸昆布のお店をご紹介します。金の湯から雪国神社に続く街並みは、昔の風情をそのままに残す有馬の歴史街道です。昔懐かしい情緒一杯の街並みを大勢の観光客の方が散策されています。色んなお店が軒を並べている街並みをブラブラと散策していますと、店先から有馬名物"松茸昆布"や神戸牛のコロッケ、炭酸煎餅(炭酸せんべい)を焼く香りが漂い、ついつい足を留めてしまいます。湯本坂は、昔の有馬温泉ではメーン・ストリートとして賑わっていました。また、有馬人形筆や竹細工の有馬籠を製造販売するお店もあり、近年、有馬温泉の中でも特に歴史を感じさせる街並みとして脚光を浴びています。初夏の有馬温泉は豊かな新緑に被われています。有馬温泉へお越しの際には是非お立ち寄り下さい。

また、この有馬ナビでは、6月に開催されます、毎年恒例の「沙羅の花と一弦琴の鑑賞会」についても、ご案内いたします。
有馬の歴史街道・湯本坂の史跡とお店 地図
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有馬の歴史街道・湯本坂の史跡とお店 地図

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有馬の歴史街道・湯本坂の史跡とお店 地図

有馬の歴史街道・湯本坂の史跡とお店


施設 金の湯(外場)  有馬玩具博物館
史跡 天神泉源  妬泉源  林渓寺  水天宮  雪国神社 
軽食 お食事処一休  にしあき
名産品 人形筆 西田商店  有馬籠  轡くつわ  招き屋
和菓子 三ツ森本舗  三ツ森まんじゅう店
昆布 大黒屋  川上商店
牛肉 竹中肉店  冨田肉店
玩具 ALIMALI
化粧品 丹久化粧品店  にしとら化粧品
生花 馬場生花店
文具 福永文房具店

有馬の歴史街道・湯本坂のトリビアコーナー


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有馬温泉の発祥
有馬温泉の発祥「金の湯」の前に建てられている石碑には「日本第一神霊泉」と刻まれています。有馬温泉の歴史は古く、神代の昔、大己貴命と少彦名命の二神が山峡、有馬の里に 温泉を発見したのが始まりと言われ、道後、白浜と並んで、日本三古泉に数えられ ています。
有馬温泉が世に広く知られるようになったのは、奈良時代に行基が温泉寺を建立し、 また鎌倉時代に仁西上人が十二の宿坊を建ててからと言われますが、さらに繁栄を もたらしたのが太閤秀吉です。秀吉は、湯治のために、たびたび有馬に足を運び、 千利休らとともに盛大な茶会を催しました。
江戸時代には、全国でも指折りの湯治場として数多くの人々が訪れ、その名湯ゆえに 日本三名泉にも数えられるなど「有馬千軒」と言われるほどの賑わいを見せました。 このように古い歴史のある有馬では、正月2日に古式ゆかしい伝統行事の入初式、 11月2・3日に有馬大茶会など、さまざまな催しが行われます。



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有馬温泉の土産・特産品 松茸昆布
もともと有馬温泉の湯治客向けに周辺の野山で採れた松茸、山椒、山蕗などを炊いて供したのがルーツです。
室町時代以来という伝来の製法でとろとろと時間をかけて炊きあげる佃煮は、有馬温泉を代表するお土産の 一つです。味付けは醤油、酒、味醂、水飴を基本とし、甘さを控えた辛口です。
江戸時代になると、北方交易が盛んになり、北前船で若狭・京・大阪へと運ばれた松前産の昆布を使って、昆布と松茸の絶妙な相性に よる"松茸昆布"が生まれました。
有馬温泉の土産・特産品 松茸昆布


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有馬温泉の土産・特産品 有馬筆
有馬温泉の土産・特産品 有馬筆 奈良時代に、孝徳天皇は、お妃の宝皇女に御子がないのを嘆かれていましたが、 有馬温泉に逗留されたところ間もなくご懐妊し、お生まれになったのが有間皇子 であると古事記に記されています。そんなエピソードからヒントを得て、1559年、 神戸の人形師、伊助が人形筆を考案したと伝えられています。昔は現在の細筆と 同じ体裁の筆軸でしたが、大正末期から何重にも絹糸を巻いた、色鮮やかな形に なったそうです。しかし、大正時代までは、4~5軒あった人形筆作りの店も、 今では灰吹屋西田筆店だけになりました。 以前の有馬ナビ(バック#6-1)で、「人形筆のからくりの秘密」を 詳しくご紹介しています。


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有馬温泉の土産・特産品 有馬籠
有馬温泉の土産・特産品 有馬籠
有馬籠の歴史は非常に古く、桃山時代の本願寺の「顕如上人貝塚御在所日記」を見ますと、1585年、有馬へ入湯した顕如上人は、 有馬土産として、秀吉の夫人、ねねに有馬籠を贈ったと記されています。その後、江戸時代に入ると多くの著書や文献に紹介され、 黒川道祐の「有馬地誌」また「日本山海名物図会」には、「有馬籠、細工妙を得ていろいろの竹篭を作り出す。
有馬籠とて著名な名産なり、入湯の人々、買い求めて家ずとす。」などと記されています。当時は、有馬の町名も籠屋町や筆屋町 などに分かれていました。
明治の初め、1873年のウィーン万国博覧会に出品し優秀賞を受賞しました。その後、有馬籠は、次第に発展し、1910~20年代には、 従業者も70数名に達し、有馬籠の全盛時代でありました。このころ、九州の別府へも職人が行き、その技術を教えたと言われています。


有馬の歴史街道・湯本坂の散策


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有馬温泉 金の湯
有馬温泉 金の湯
神戸電鉄 有馬温泉駅の南300mほどのところにあります。
2002年末、有馬温泉に待望の新しい外湯『金の湯』 ができました。

前身は1961年にできた有馬温泉会館です。 有馬温泉発祥の地と言われ、室町時代には「一の湯・二の湯」 があったと古文献に記されています。
明治からは有馬本温泉と して親しまれてきましたが、老朽化に伴い、装いを一新しました。

新しい二階建ての「金の湯」の外観は、温泉街の街並みに溶け込 むよう、純和風になっています。
本格的な温泉の雰囲気を味わって 頂けるよう、浴槽は男湯・女湯とも御影石づくりで重厚な雰囲気を 演出しています。

広さは各29㎡で旧温泉会館よりゆったりとしています。
建物の外に足湯コーナーや飲泉場を開設しており、こちらは無料でお楽しみ頂けます。

TEL 078‐904‐0680  開館時間 8:00~22:00 (最終入浴 ~21:30まで)  休館日 第2、第4火曜日


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有馬玩具博物館
有馬玩具博物館
外湯「金の湯」の直ぐ向かい側の建物が 『有馬玩具博物館』です。 中に入ると、大きなブリキ人形が出迎え てくれます。左手には、からくり人形作家、 西田明夫氏のアトリエがあり、製作過程を 見学し、不思議な "からくり" の秘密を垣 間見ることが出来ます。さらに、奥にある エレべーターで6階まで上がると、おもちゃ ワールドの始まりです。 季節ごとのイベントなども行っており、 龍泉閣日記でもご紹介しています。

TEL 078‐903‐6971  開館時間 9:30~18:00 (時期によって延長することがあります)
休館日 第2、第3火曜日(祝日の場合は、翌日休館)

入館料 大人(中学生以上)1000円  子ども 500円
※平成18年1月1日より大人 800円
有馬玩具博物館


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有馬温泉の土産・特産品 ALIMALI アリマリ

有馬温泉の土産・特産品 ALIMALI アリマリ 「金の湯」の足湯の向かいにある楽しい、不思議なオモチャ屋さんです。子供も大人も一緒に楽しめます。店内は、オリジナルの手作りオモチャや、ヨーロッパから輸入された木のオモチャ、からくり人形などで一杯です。「メッサー・シュミット」や「大きな熊のぬいぐるみ」がディスプレーされています。お店がオススメの「煙出し人形」は、お香を焚くことができます。


TEL 078-904-0894
営業時間 9:30~18:00
定休日 不定休
有馬温泉の土産・特産品 ALIMALI アリマリ


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有馬温泉の土産・特産品 大黒屋(昆布)

ALIMALIの隣りが昆布の「大黒屋」さんです。お店の前を通ると山椒のいい香りがします。厳選した利尻昆布を大釜一杯に炊き、その出汁醤油で山椒、蕗などを炊きます。砂糖は一切使いません。素材を生かした自然の味を楽しんでください。松茸昆布、山椒昆布、実山椒、花山椒、伽羅蕗などの他に竹製品もありますが、いずれも店売りのみです。

TEL 078‐904‐0200  営業時間 9:00~18:00(土曜日は~21:00)  定休日 木曜日(不定)
有馬温泉の土産・特産品 大黒屋(昆布)


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有馬温泉の土産・特産品 丹久化粧品店
有馬温泉の土産・特産品 丹久化粧品店


大黒屋さんと一休さんの間に、「丹久化粧品店」があります。古い街並みによく馴染んだ佇まいのお店です。



TEL 078‐904‐3728  営業時間 9:30~18:30  定休日 水曜日


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有馬温泉の土産・特産品 一休
有馬温泉の土産・特産品 一休
「一休」さんは、家族で営むアットホームな雰囲気のお店です。店内は、ほとんどが座敷席になっているので落ち着けます。明石蛸やカキなど、店主こだわりの食材を使った定食類や、鉄板焼などがあり、一番人気は、牛すじコンニャク(850円)です。じっくり煮込んだ牛すじとコンニャクが入ったお好み焼きは絶品です。パリパリの皮がおいしい自家製餃子(400円)もオススメの逸品です。

TEL 078‐904‐0076  営業時間 平日 11:00~14:30、17:00~23:00     土・日・祝 11:00~23:00  定休日  月曜日 (祝日は営業)


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有馬温泉の土産・特産品 にしとら化粧品

一休さんのお隣りに「にしとら化粧品」があります。このお店では、化粧品の他に、服飾や和洋裁用品なども取り扱っています。

TEL 078‐904‐0753    営業時間 9:00~18:00     定休日 無休 
有馬温泉の土産・特産品 にしとら化粧品


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有馬温泉の土産・特産品 三津森本舗(炭酸せんべい)
有馬温泉の土産・特産品 三津森本舗(炭酸せんべい) 一休さんのお向かいにある、落ち着いた佇まいのお店が炭酸煎餅の「三津森本舗」です。
実際に煎餅が焼きあがるまでをご覧いただけます。

創業者の三津繁松が明治初期に製造販売した当時の炭酸煎餅の香りや、しっとりした雰囲気を楽しんでいただけるお店です。
炭酸煎餅はバターや卵、添加物などが一切使われていない、体にやさしい自然食品のルーツです。
有馬温泉の土産・特産品 三津森本舗(炭酸せんべい)

TEL 078‐904‐0101  営業時間 8:30~18:00  定休日 無休 


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有馬温泉の土産・特産品 福永文房具店
煎餅のお店と饅頭のお店の間にあるのが「福永文房具店」です。
文具の他に雑誌や本なども扱っています。


TEL 078‐904‐2370  営業時間 9:00~18:30  定休日 無休
有馬温泉の土産・特産品 福永文房具店


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有馬温泉の土産・特産品 三ツ森まんじゅう店(和菓子)

三ツ森まんじゅう店は湯本坂のほぼ真ん中あたりにあるお店です。和菓子の販売の他、喫茶コーナーなどもあります。
レトロな雰囲気の店内のインテリアは、心を癒してくれます。

TEL 078‐904‐0101   営業時間 9:00~17:00      定休日 無休 

有馬温泉の土産・特産品 三ツ森まんじゅう店(和菓子)


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有馬温泉の土産・特産品 竹中肉店
有馬温泉の土産・特産品 竹中肉店 まんじゅう屋さんのお隣りは、神戸牛のお店「竹中肉店」です。有馬温泉で最高級銘柄の和牛ひとすじに、明治から平成まで親子4代にわたって、職人芸や伝統を受け継ぎ、老舗として選び抜かれた日本一美味しい神戸肉を扱っています。店先では、一個100円でテイクアウト出来る神戸コロッケを揚げています。 有馬温泉の土産・特産品 竹中肉店


TEL 078‐904‐0298  営業時間 平日 9:00~18:00  定休日 水曜日


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有馬温泉の土産・特産品 川上商店(昆布)

竹中肉店の向かいに松茸昆布のお店「川上商店」があります。「川上商店」のご先祖は吉野の川上郷の出身で、鎌倉幕府設立の前年(1191年)に、有馬温泉中興の祖、仁西上人の案内人として有馬温泉に移り住んだとされています。室町時代の創業以来という伝来の製法でとろとろと時間をかけて炊きあげる佃煮は、有馬温泉を代表するお土産の一つです。 松茸昆布と花山椒は、それぞれ80g 500円~です。

TEL 078‐904‐0153  営業時間 平日 9:00~18:00  定休日 水曜日

有馬温泉の土産・特産品 川上商店(昆布)


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有馬温泉の史跡 赤いポスト
有馬温泉の史跡 赤いポスト

有馬温泉には昔懐かしい赤ポストがあちこちに残っています。
古い街並みが残る湯本坂のポストは、温泉街の古い街並みとよく似合います。

右に細い道を進むと「寺町界隈」で、左に坂道を上ると「天神泉源」があります。


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有馬温泉の史跡 天神社(天神泉源)

湯本坂から少し左手に入ったところにあります。天神社(天神泉源)は、979年に京都の北野天神を分けて祀られたと伝えられ、以来、温泉の泉源を守る神様として崇められてきました。しかし、江戸時代に二度の大火に遭い、社殿や宝物がすべて焼けてしまいました。石の鳥居や表額は1748年に作られたものですが、これを寄進したのは、芭蕉や其角の弟子として有名で、淡々風の俳句を流行させた半時庵淡々という俳人です。現在、泉源などの整備が行なわれており、立ち上る温泉の湯気を確認できます。 有馬温泉の史跡 天神社(天神泉源)


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有馬温泉の土産・特産品 にしあき(軽食)
有馬温泉の土産・特産品 にしあき(軽食)
竹中肉店からさらに湯本坂を先に進むと、同じ並びに「にしあき」があります。
定食やラーメン、チャンポンメンなど、お昼ごはんに最適です。

TEL 078‐904‐2425  営業時間 11:00~15:00、17:00~21:00
定休日 第3・第4木曜日


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有馬温泉の土産・特産品 招き屋
有馬温泉の土産・特産品 招き屋


「招き屋」はにしあきと人形筆の店のお向かいに、オープンしたばかりの新しいお店です!
竹製の生活雑貨、クラフト、ちりめん細工、竹に関する食べ物、竹炭製品などを扱っています。



TEL 078‐903‐5820  営業時間 9:00~18:00  定休日 水曜日


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有馬温泉の土産・特産品 人形筆 灰吹屋西田筆店
有馬温泉の土産・特産品 人形筆 灰吹屋西田筆店
有馬名産、人形筆のお店です。「灰吹屋西田筆店」では、有馬でしか手に入らない有馬人形筆が作られており、有馬温泉を訪れる観光客にとても人気があります。その魅力の一つは、篠竹(しのだけ)の筆軸に色とりどりの絹糸が巻かれていて、美しくかがられているところです。また、筆を持って文字を書こうとすると、軸の先端からピョコンとかわいい豆人形が飛び出し、筆を寝かせると軸の中に隠れてしまいます。このようなカラクリ筆は全国で唯一つ有馬温泉だけにあるため、観光土産として売られる以外に、遠方からの注文もあるそうです。

TEL 078‐904‐0761  営業時間 9:30~18:00  定休日 水曜日


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有馬温泉の土産・特産品 馬場生花店

人形筆のお隣りに「馬場生花店」があります。龍泉閣の生け花もすべてこのお店の花で生けています。

TEL 078‐904‐3648  営業時間 9:00~18:00  定休日 無休

有馬温泉の土産・特産品 馬場生花店


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有馬温泉の史跡 妬泉源(うわなり泉源)
馬場生花店の隣りに非常に古い泉源「妬(うわなり)泉源」があります。昔々、ある人妻が夫に愛人がいるのを突き止めて、愛人を殺し自分も深い温泉に身を沈めました。その後、美しい女性がこの温泉のそばに立つと、湯が激しく煮えくりかえるようになったため、これを「妬湯(うわなりゆ)」と呼ぶようになり、そこに妬神社が建てられました。伝説の湯は今では涸れていて、その裏手に新しい泉源が掘られていますが、妬神社の赤鳥居は現在も残っています。
有馬温泉の史跡 妬泉源(うわなり泉源)


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有馬温泉の土産・特産品 有馬籠 轡(くつわ)
有馬温泉の土産・特産品 有馬籠 轡(くつわ) 妬(うわなり)泉源の角を右手に曲がると、これも有馬名産として人気のある有馬籠の工房「轡(くつわ)」があります。有馬の良質な竹を使って見事な工芸品を作る職人の工房です。ギャラリーを兼ねた店内では箸や籠、茶道具など繊細な竹細工の販売の他、現在では有馬でただ一人となった竹細工職人の技を見学できます。太い竹を割って鮮やかに竹籠を編む、その技はまさに名人芸です。

TEL 078‐904‐2453  営業時間 9:00~18:00  定休日 水曜日


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有馬温泉の土産・特産品 純三田肉 冨田屋
有馬温泉の土産・特産品 純三田肉 冨田屋
竹細工の工房「轡」から再び湯本坂に戻ると、三田牛の「冨田屋」さんがあります。
三田肉流通振興協議会の指定を受けた精肉店です。

寒暖の差が激しい兵庫県三田の盆地で肥育した三田牛肉を取り扱っています。三田牛は肉本来の豊かな旨味が特徴で、きめこまかな脂質が賞賛されています。

店頭では、特選すき焼き・しゃぶしゃぶ用100g800円~、ヒレとロースはともに100g1500円で販売している他、地方発送も行っています。

TEL 078‐904‐0422   営業時間 8:30~18:00  定休日 無休


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有馬温泉の史跡 林渓寺 有馬保育園
有馬温泉の史跡 林渓寺 有馬保育園
冨田屋さんの隣りに林渓寺と有馬保育園が併設されています。温泉寺や湯泉神社とともに子授けの寺として有名です。1601年、落葉山の麓に池の坊法順が開基したと伝えられる浄土真宗大谷派の古刹で、江戸時代には東本願寺別院として「有馬御坊」と呼ばれていました。1695年と1753年の大火で二度焼失。1754年、現在地に移されて、今に至っています。 仏師春日による阿弥陀如来像(1651年の作)を本尊とし、中国より渡来した約300年前の作である慈母観音(子授観音)、親鸞上人絵像(1608年の作)を寺宝としています。

境内に「未開紅」という樹齢200年以上の紅梅の古木があります。1781年、本山19世乗如上人(本願寺の門主)が有馬入湯の折に、梅の蕾の紅色が殊に深く、美しいのを見て名付けたものと言われています。毎年3月下句になると、紅色の美しい八重の花が咲きます。古くから、この梅の実を食べると子宝に恵まれるという言い伝えがあり、別名「はらみの梅」、「にむしんの梅」とも呼ばれています。
有馬温泉の史跡 林渓寺 有馬保育園


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有馬温泉の史跡 石碑
有馬温泉の史跡 石碑有馬温泉の史跡 石碑
林渓寺の向かいに古い石碑が建っていて、「すぐ京大坂 右六かう山」と彫られています。昔からの街道の名残が感じられます。
右に向かうと「水天宮」がありますが、昔は、その前を通り、六甲山に抜ける道があったようです。

また、このあたりには六甲川が流れていましたが、太閤秀吉の治水工事により、東に川筋が変わったと言われています。


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有馬温泉の史跡 水天宮(あなむちの神地)

有馬温泉の史跡 水天宮(あなむちの神地)
林渓寺と並んで、水天宮があります。穴虫の清水(己貴清水)と呼ばれる清烈な清水が湧き出ていて、湯泉神社の御旅所とされています。神代に、大己貴命と少彦名命がこの地に降臨されたところから、「神地己貴(しんち・あなむち)」と伝えられています。傍らに鎮座石として幅2m、高さ1mほどの石が二つあり、その一つには「青蛾石」という三字が刻まれていますが、江戸末期の修験者の書であるとされています。一般には水神さん、または、お旅所として親しまれており、秋祭りのお神輿は、"あなむちの神地"を経て湯泉神社に向かいます。


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有馬温泉の史跡 雪国神社

湯本坂の南端、上ノ町の杖捨坂と交わるところに雪国神社があります。1907年に、有馬稲荷神社の神官、児玉繁大夫が稲荷大明神のお告げを受けて、"雪国稲荷大明神"と銘記しました。上ノ町の入り口が門の切(もんのきり)であり、その守護神として雪国稲荷大明神が鎮座し、献族さまとして、時国大明神(右)と石名大明神(左)をお祀りしています。 有馬温泉の史跡 雪国神社

有馬温泉 沙羅の花と一弦琴の鑑賞会

念仏寺の沙羅双樹の花を背に、ご住職の法話で愉しんでいただいた後、須磨琴保存会の先生方の演奏をお聴きいただきます。また、開演前には沙羅の茶会として、お茶と沙羅の花をイメージした茶菓子を召し上がっていただきます。
参加募集人数:各会とも100名 *先着順 参加料:1,500円
参加申し込み方法:<代表者の氏名、住所、電話番号、参加人数、ご希望の鑑賞会(第2希望まで)>を往復はがきにご記入の上、下記宛てに郵送ください。

申し込み期限:6月12日(木)必着

宛先:〒651-1401 神戸市北区有馬町828
有馬温泉総合案内所「沙羅の花と一弦琴の鑑賞会」宛
TEL 078-904-0708
  開場 開演
1回目 09:00 10:00
2回目 11:00 12:00
3回目 13:00 14:00
4回目 15:00 16:00
開催予定:6月19日(土)・20日(日)・21日(月)の3日間に4回の公演があります。


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有馬温泉 沙羅の花と一弦琴の鑑賞会◆沙羅の花の言われ
平家物語の冒頭の「沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす」で知られる沙羅の木は、夏ツバキの別名で、6月中旬~下旬が花の見頃です。朝咲いて夕方には散ってしまう所から、世の無常を象徴していると言われます。念仏寺の庭では、樹齢250年の沙羅の木を中央にして、二つの石が相対座しています。向かって右を「ハマグリ石」、左を「スズメ石」と呼び、中国のことわざ、「雀は海に入り、蛤となる」を表現したものと言われています。
突風にあおられた沙羅の花がポトリと、この石の上に落ち、転がった後、苔の上で静かに休むという情景は、正に静寂そのものです。沙羅双樹は、お釈迦さまが入定された時、いっせいに花開き、その死を悲しんだと言われ、仏教とゆかりの深い銘木です。ある書物には、「沙羅の花は一日だけの生命を悲しんでいるのではなく、与えられた一日だけの生命を精一杯咲き尽くしている」と記されています。


有馬温泉 沙羅の花と一弦琴の鑑賞会 ◆一弦琴(いちげんきん)
一絃琴は、一枚の板の上に一本の絃を張っただけの極めて簡単素朴な楽器で、板琴、一つ緒の琴と呼ばれることもあります。一絃琴の歴史は、平安時代初期に、中納言、在原行平が勅勘を被って須磨の地に流された時、渚で拾った板切れに冠の緒を張って琴を作り、岸辺の葦の茎を爪にして、その琴を弾じながら、はるか都を偲び、自らの寂寥を慰めたのが始まりと伝えられています。 このため、古くから「須磨琴」と呼び慣らわされてきました。

江戸時代に河内国の高僧、覚峰律師によって復興され、名人、真鍋豊平の活躍もあって、幕末から明治前半にかけては、高貴風雅な音楽として、文人墨客の間に愛好されていました。
しかし、その後、西洋音楽の流行に圧されて衰微の一途をたどり、戦後は、一絃琴を演奏できる人がほとんどいないという状態になってしまいました。しかし、現在では須磨琴保存会の努力により、1976年には兵庫県重要無形文化財の指定を受けるまでになっています。

有馬温泉の旅館 龍泉閣スタッフ
今回の有馬ナビでは、「有馬温泉の湯本坂の史跡とお店」および「沙羅の花と一弦琴の鑑賞会」についてご紹介いたしました。
さわやかな風の吹き抜ける新緑の有馬温泉へ是非お越し下さい。(2004/5/1)

※このページは2004年5月に発行されたものです。
最新の有馬温泉と周辺観光地の情報は『龍泉閣日記』をご覧ください。

有馬温泉の旅館 龍泉閣日記

兵庫のホテル・旅館案内  

貸切露天家族風呂
神戸有馬温泉の旅館 元湯龍泉閣

こうべありまおんせん    もとゆ りゅうせんかく
【 http://www.ryuusenkaku.jp/ 】
〒651-1401 兵庫県神戸市北区有馬町ウツギ谷1663
TEL:078-904-0901  FAX:078-903-0099
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