有馬ナビ
有馬の風土と歴史有馬温泉では、1753年(宝暦3年)、1766年(明和3年)と続けて大火に見舞われたため、湯治客も年々減るばかりで街は寂れていきました。
そこで、町の旧家の人達が京都の近衛家を訪れ、有馬の湯に来る人を増やし賑やかな街にするため、有馬の優れたところを世に広めてもらうよう、お願いしました。
有馬の人達の写生をもとに高僧が絵を描き、それに近衛氏以下の公家が和歌や詩を添えて、1770年(明和7年)世に言う「有馬六景」が出来上がりました。このような努力の甲斐があって、有馬の街は再び元の賑やかさを取り戻したと言われています。
1)鼓ヶ滝
2)有明桜
3)功地山の秋の月
4)落葉山
5)温泉寺の晩鐘
6)有馬富士
巻頭・鼓滝松風
内前(近衛摂政太政大臣内前公)
山まつのあらしになおもひびくかな
つづみがたきの水のしらべは
第二・有明桜春望
道前(九條内大臣道前公)
千枝二月曙雲開 無限東風馥郁来
為是温泉洵美地 春花偏圧異郷催
第三・功地山秋月
雅重(飛鳥井大納言雅重卿)
鹿の音もふけ行夜半のやまのはに
すみのぼるつきのかげのさやけき
第四・落葉山夕照
藤公亭(四辻大納言公亭卿)
落葉之山名故奇 斜陽風景更湛思
懸知勝地常多賞 再在丹楓満墜時
第五・温泉寺晩鐘
典仁(閑院大宰帥典仁親王)
いく里の暮おどろかす声ならん
此やまでらのいりあいの鐘
巻軸・有馬富士雪
尚實(九條左大臣尚實公)
東海芙蓉元等名 三峰千載雪花清
何疑常欲温泉者 好擬南山比寿栄
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