有馬ナビ
有馬観光スポット一覧有馬温泉は、地質学的には活断層(有馬高槻構造線)の西の端に位置しており、岩盤の割れ目を通って地下深くから温泉水が湧き出しています。泉源は、7箇所あるとされていますが、 泉質は、鉄分と塩分を多く含み、空気に触れると赤褐色になる「金泉」と炭酸分を多く含む無色透明な「銀泉」の2種類です。
有馬町の中心部のごく一部の地域では、80~100℃近い「高温泉(42℃以上)」で、同じ町内でも、その周辺は、「冷鉱泉(25℃未満)」、「冷温泉(25℃~34℃未満)」、「温泉(34℃~42℃未満)」のいずれかです。龍泉閣の金泉も、敷地内に自家泉源が湧出しておりますが、活断層から少し離れた高台に位置しているため「冷鉱泉」です。
有馬周辺に火山がないのに熱い温泉が湧き出ているのも不思議ですが、そのままでは入浴できないほどの高温になったのは、太閤秀吉が晩年に遭遇した慶長伏見大地震(1596年)の後だと古文書に記されています。
御所泉源
「金の湯」の南隣りにある金泉の大きな泉源が「御所泉源」で、この周囲は、庭園としてきれいに整備されています。
極楽泉源
この御所泉源の前の坂道を上っていくと、突き当たりに温泉寺、左手に極楽寺(太閤の湯殿館)があり、その裏手に「極楽泉源」があります。
天神泉源
「金の湯」の前を通り過ぎて、商店が立ち並ぶ湯本坂をさらに上って行きますと、昔ながらの赤くて、丸い頭の郵便ポストが目に入ります。この坂道から左手にたどると、「金の湯」の北東に隣り合って979年に建立された天神神社があります。その境内にあるのが有馬温泉の代表的な泉源である「天神泉源」です。ゴボゴボと湯のたぎる音が聞こえ、いつも白い湯けむりが立ちのぼっています。
有明泉源
天神泉源から少し戻り、向かって左手に進んでいくと、高い櫓(やぐら)と煙突が見えます。これが「有明泉源」で、現在稼動しているのは、“有明2号泉”です。
妬(うわなり)泉源
天神泉源から元の商店街に戻って湯本坂を少し上ると、妬(うわなり)神社の赤い鳥居があります。昔は、直ぐ側の小さな井戸から温泉が湧いていましたが、これが非常に古い「妬(うわなり)泉源」で、有馬の昔話によると、次のような言い伝えがあります。
昔々、ある人妻が夫に愛人がいるのを突き止めて、愛人を殺し自分も深い温泉に身を沈めました。その血生臭い出来事から後は、美しい女性が着飾ってこの温泉の側に立つと、湯が嫉妬して激しく湧き出したため、嫉妬深い湯だという意味で「妬湯(うわなりゆ)」と呼ぶようになり、そこに妬神社が建てられました。その後、この湯が涸れたため、すぐ裏手に新しく泉源が発掘され、「新妬(うわなり)泉源」と呼ばれています。
太閤泉源
太閤泉とも呼ばれ、1966年に枯渇し廃止されましたが、阪神・淡路大震災後、再び湧き出しました。2002年12月オープンした「金の湯」の入口の横に飲泉場が設置されました。秀吉の馬印である“千成瓢箪”にちなんで、お湯の出口が「ひょうたん」形をしています。
炭酸泉源
念仏寺や極楽寺の前を通り過ぎて、さらに坂道を上っていくと、左手に通称タンサン坂があり、その坂を上りつめたところに「炭酸泉源」を中心にした小公園「炭酸泉源広場」があります。
ここからは、有馬の温泉街を見渡すことができます。泉源の下の池から、時折ボコボコと炭酸ガスを含んだ温泉が湧き出しています。1875年に、この炭酸泉を利用して日本で始めてのサイダーが作られました。また、有馬の名物「炭酸せんべい」の名前の由来にもなっています。このサイダーの復刻版「有馬サイダーてっぽう水」をぜひご賞味下さい。
(龍泉閣の売店でお求めいただけます。1本250円) この広場の片隅に「炭酸泉源」碑があり、江戸時代まで毒水と恐れて誰も近づかなかった泉水が1873年に至って、飲用・浴用に適した薬効のある良質の炭酸水であると判定された経緯などが刻まれています。広場正面の上屋に炭酸泉の井戸がありますが、現在は涸れています。しかし、井戸の前にある蛇口から炭酸泉水を賞味できます。
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