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龍泉閣スタッフブログ
越木岩神社は、西宮市の山手、東六甲山系の山麓にあり、天然記念物の森に被われています。創立不詳と言われるほど遠く古代より信仰を集めており、千年以上昔に編纂された延喜式神名帳に大国主西神社と記されているのがこの神社であろうと言われています。神社の裏山には、高さ10m、全周40mもある巨大な岩があります。米や豆を蒸したり、酒の醸造に使われたりした古代の蒸し器である「甑(こしき)」に形が似ている所から「甑(こしき)岩」と名付けられたようです。
また、秀吉が大阪城築城の際に、その石垣用として甑岩から石材を切り出そうとした所、岩から湯気か煙のようなものが吹き出し、石工たちが次々に倒れたので、この計画が中止されたとも伝えられています。この巨岩は、子授けの神様、安産の神様として、全国的に知られています。また、学術上貴重な、古代の巨石信仰の対象であったとも言われています。古くから『杜のふもとに甑を立てて、招く湯の里ヨホホイ越木岩』と、民謡に詠われており、越木岩・苦楽園・夙川・鷲林寺・柏堂(かやんどう)という西宮市の山手一帯の産土神(うぶすながみ)として崇められています。
1644年頃に社殿が再建され、1656年に円満寺の高僧、教順が「福神」の総本社である西宮神社から蛭子大神(えびす・おおかみ)を勧請し、蛭子太神宮と称しました。以後、社殿は数回にわたって修復されましたが、現在の見事な本殿は1936年に、拝殿は1983年に造営されました。
アクセス |
阪急甲陽線「苦楽園口駅」、または、「甲陽園駅」から徒歩10分 |
参拝時間 |
24時間 |
休業日 |
年中無休 |
拝観料 |
なし |
駐車場 |
無料 |
TEL |
0798-71-8375 |
サイトマップ ▼
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