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龍泉閣スタッフブログ
神戸旧居留地(神戸外国人居留地)のイルミネーションの様子です。
神戸旧居留地は、明治維新後の1868年(明治元年)から1899年(明治32年)の返還までに、外国人に126区画に分けて競売された治外法権の場所です。
北は西国街道、東は旧生田川(現在のフラワーロード)、西は鯉川(現在の鯉川筋)、南は海に囲まれた周囲と隔絶されていた地区で、そこにイギリス人技師J.W.ハートが居留地の設計を行い、整然とした西洋の街を造り上げました。
1980年代までは、「老朽化した古いビルのオフィス街」という認識でしたが、1988年に起こった旧神戸商工会議所ビルの保存運動が再生のきっかけとなり、その様相を劇的に変えていきました。商工会議所ビル自体は解体されましたが、居留地の一角を占める百貨店大丸神戸店が自ら所有していた近代建築をLive Lab West(現旧居留地38番館)として店舗化しました。さらに、周辺の近代西洋建築に対しても、高級ブティックが積極的に出店していきました。
このように、「近代建築が点在するのではなく街並みとして、面として存在することの価値」が認識されるようになり、今では「最も神戸らしい洗練された街」として活況を呈するようになり、1992年には国土交通省の都市景観100選に選定、2007年には旧居留地連絡協議会が都市計画学会の最高賞である石川賞を受賞しています。
これらの近代建築は日没から22時頃までライトアップされます。また、周辺の仲町通と東遊園地では、毎年12月に「神戸ルミナリエ」が開催されます。
ルミナリエ会場に到着するまでに、神戸旧居留地のイルミネーションも、ぜひお楽しみください。
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