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龍泉閣スタッフブログ6月19日(日)・20日(月)に念仏寺で開催されている「沙羅の花と一絃琴の鑑賞会」を撮影させていただきました。
念仏寺の庭には、樹齢約300年の沙羅双樹の木があり、真っ白な花を咲かせます。この花は、1日で散るところから無常を感じる花とされています。
次から次へと咲き、そして散り行く花は苔の庭にちりばめられ、耳を澄ますと落ち花の音もかそけく心澄み渡るといわれています。
沙羅双樹の花を背に、念仏寺住職の法話を聞き、須磨琴保存会の先生方の一絃琴の演奏を聞きました。一絃琴は、一枚の板の上に一本の絃を張っただけの極めて簡単素朴な楽器で、板琴、一つ緒の琴と呼ばれることもあります。
一絃琴の歴史は、一千百余年の昔(平安時代初期)、中納言、在原行平が勅勘を被って須磨の地に流されたとき、渚で拾った板切れに冠の緒を張って琴を作り、岸辺の葦の茎を爪にして、その琴を弾じながら、はるか都を偲び、自らの寂寥を慰めたのが始まりと伝えられています。このため、古くから「須磨琴」と呼び慣らわされてきました。1976年には兵庫県重要無形文化財の指定を受けるまでになっています。
6月19日(日)・20日(月)に開催される「沙羅の花と一絃琴の鑑賞会」では、沙羅双樹の花を背に、念仏寺住職の法話で愉しんでいただいた後、須磨琴保存会の先生方による一絃琴の演奏をお聴きいただくことができます。また、開演前には沙羅の茶会として、お茶と沙羅の花をイメージした限定のお茶菓子をお召し上がりいただきます。
お申し込みは「沙羅の花と一絃琴の鑑賞会特設ページ」の予約フォームよりお申し込みください。
※会場が寺院の為、仏事行事が入った場合中止になることがあります。その際はあしからずご了承ください。
※当日券もございますので、お気軽にお問い合わせください。
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