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龍泉閣スタッフブログ
有馬温泉街から瑞宝寺公園にむかう途中、『有馬切手文化博物館』に立ち寄りました。
2005年春、約50万点の切手を収蔵する『切手文化博物館』がオープンしました。郵便制度が始まって以来、約130年間に発行された日本の切手を中心に、各国から集めた貴重なコレクションも展示されています。館長を務める切手収集家の金井宏之氏が有馬温泉に所有していた土地を寄贈し、財団法人『郵趣文化センター』が建設、運営にあたっています。
広い敷地に立派な建物が建っています。
この建物は岩手県盛岡市で近年まで馬事文化博物館『称徳館』として使用されていたものを、有馬に移築したものです。もともとは江戸時代に盛岡で呉服・古着を扱っていた豪商『糸治』中村屋が文久元年(1861年)頃に建てたもので、土蔵2棟を別邸へ移築して博物館として使われていました。
ここ有馬では、壁は竹木舞に壁土を塗り重ねて漆喰で仕上げ、正面玄関の左右には切手の図案の瓦を埋め込んだ『なまこ壁』を配しました。また、建物の一部には約300年前のものといわれる古材が使われており当時の風格を偲ばせます。建築には京都金閣寺の茶室を建立した『数奇屋研究所 心傳庵』棟梁木下孝一氏が総監督を勤め、切手の歴史を伝えるのにふさわしい建物に仕上がりました。
玄関の前には、赤い郵便ポストと青い郵便ポストが立っています。
青い郵便ポストは速達用の郵便ポストです。
?郵便ポストの色?
日本ではポストの色は基本的に赤色。速達用として青色、大型の集配所では国際郵便用の黄色のポストもある(下にある写真がそれ)。また、一部都市ではコンクリートグレーのなかで赤色が浮いてしまうため、景観を崩さないように、グレー(東京都の一部)やネイビーブルー(横浜市の一部)となっている例がある。珍しい例では国鉄時代に活躍した郵便車(クモユニ74)を模したオレンジと緑のポストが品川駅構内に設置されている。
日本で郵便制度が始まった初期のポストの色は赤色ではなく黒色であった。しかし、郵便の『便』を見た通行人がトイレと勘違いしたり、当時はまだ街灯などが十分に整備されていなかったため、夜間は見えづらくなるなどの問題が起こり、1901年から『目立つ色』として赤色に変えられた。
館内には、珍しい切手がたくさん展示されています。
『ワンペニーブラック・カバー』も展示されています。
1840年に初めて郵便が開始されたのと同時に発行された切手を初日使用した封筒です。切手の図柄は、ヴィクトリア女王で気品ある横顔が描かれています。
『竜文切手』も展示されています。
明治4年3月1日に郵便が始まった時、日本で最初に発行された切手です。
額面の単位が『文』で、双竜の図を描くところから竜文切手と呼ばれるようになりました。48文、100文、200文、500文の4種類があります。
収蔵品のうち、普通切手や記念切手など3000?4000点を日本の郵便創業から現代までの変遷が分かるように常設展示されています。
なつかしいぃ?(*^_^*)
昭和23年発行の5円切手『見返り美人』(菱川師宣画)や、昭和24年発行の8円切手『月に雁』(歌川広重画)など、少年時代にあこがれた切手も展示されています。
ディック・ブルーナなどのかわいい切手も展示されています。最近は、アニメのキャラクターなどのかわいい切手も販売されています。
11月19日まで、神戸開港140周年を記念して、神戸に関する切手・絵はがき等の郵便資料が展示されています。
開港当時、日本の外国郵便制度がないため、兵庫の領事館から各国へそれぞれ郵便物が送られていました。
有馬温泉の四季を彩った切手も展示されています。この切手シートは、有馬郵便局でも販売しています。
文化の秋、紅葉の秋・・・ 秋の有馬温泉へお越しの際は、『有馬切手文化博物館』へ、ぜひお越しください。
入館料:大人500円、中・高生200円、小学生以下無料
※団体(15名以上)の場合はお問い合わせください
開館時間:午前10時?午後4時(但し入館は午後3時30分まで)
休館日:火曜日(祝日の場合は翌日休)
住所:〒651-1401 神戸市北区有馬町663-3
TEL :078-904-0024
※収蔵品整理・展示準備などのため、臨時に休館する場合がございます。詳しくはお問い合わせください。
駐車場:34台(無料)
サイトマップ ▼
お電話受付時間:10時~16時まで
〒651-1401 兵庫県神戸市北区有馬町ウツギ谷1663