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龍泉閣スタッフブログ
続いて、柿本神社の西隣にある月照寺のご紹介です。
■月照寺
JR「明石」駅から東へ800m、天文科学館の北側に曹洞宗の人麿山月照寺があります。812年、弘法大師が明石を訪れた際に、赤松山(後の明石城本丸)に楊柳寺を創建しました。887年、楊柳寺の覚証和尚は、大和の広安寺より船乗十一面観世音を勧請して寺号を月照寺と改めました。1621年、寺の境内に明石城が築城されたため、現在地に移されました。
桃山時代風の豪壮な山門は、元来が伏見城の薬医門で、明石城の切手門として移設された後、さらに明治初年に現在地に移設されたもので、明石市指定文化財です。
月照寺の寺門前には、日本子午線標示柱が建っています。
明石市内には、色々なところに日本子午線標示柱があります。
茂った木々の間を、よ?く見ると、柱の上部にトンボが止まっています。
■日本子午線標示柱(トンボの標識)
天文科学館の時計塔を背景にして、月照寺の山門の手前に高さ約7mの「日本子午線標示柱」が立っています。柱の先端には、地球を象徴する球体の上にトンボが止まっているので、「トンボの標識」とも呼ばれます。日本の古名のアキツシマにちなんで、アキツ(トンボの古名)が選ばれました。1884年の万国子午線会議でロンドンのグリニッジ天文台を通る子午線が世界標準子午線と決まり、日本では、それを受けて1888年に丹後半島から明石を経て淡路島に至る東経135度が日本標準子午線と決まりました。1930年、京都大学の天体観測データに基づき、月照寺の山門前に子午線標示柱が立てられましたが、1951年にデータが修正され、約10m離れた現在地に移設されました。
明石は、子午線の街でもあるんですね。
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