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龍泉閣スタッフブログ
慈眼寺(じげんじ)は、648年に法道仙人によって開基されたと伝えられる古刹です。一時期荒廃したのですが、南北朝時代に播磨の守護職であった赤松則村が再興しました。紅葉の名所として知られているお寺です。
境内には、「延慶二年(1309年)」という銘のある梵鐘がありますが、兵庫県の指定文化財です。秀吉軍の三木城攻めの折に、武将の有馬則頼が慈眼寺の裏山に布陣し、この梵鐘を陣鐘の代わりに使ったと伝えられています。
また、寺の境内には、明治初年に東京の両国の回向院から分墓した鼠小僧次郎吉の墓があります。鼠の形をした台座の上に墓碑が載っています。次郎吉は、大名や武家屋敷から盗んだ金を貧しい町人の家に投げ込んだというウワサから義賊として人気がありましたが、1832年に捕らえられ、獄門刑(さらし首)になりました。
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