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龍泉閣スタッフブログ
4月6日の有馬温泉・善福寺の糸桜の様子です。
三分咲きぐらいです。
善福寺は、行基が開基した曹洞宗の寺で、その後、仁西上人が再興しました。古来、有馬温泉の一之湯の灯明は、この寺から掲げたと伝えられています。ここに祀られている聖徳太子の童子像は、鎌倉時代の優れた作品で国の重要文化財に指定されています。また、阿弥陀如来像は、天竺 (インド)渡りの金仏です。寺に伝わる大ぶりの茶釜は、阿弥陀堂住職の頭の形を面白がった秀吉が千利休に命じ、その形に似せて天下一与次郎という釜作りの名人に作らせたところから、「阿弥陀堂釜」と名付けられています。秀吉は千利休とともに当寺や末寺の阿弥陀堂で度々茶会を開いており、毎年11月2日には太閤を偲んで有馬大茶会の献茶式が行われます。
山門をくぐると、樹齢260年を越える桜の大木があります。美しい枝振りで人の目を楽しませてくれる一重の枝垂れ桜で「糸桜」と呼ばれています。有馬名所の一つと言われ、神戸市民の木、および神戸の名木にも指定されています。4月中旬まで、夜間はライトアップされ、太閤通りや阪急バス有馬案内所から美しい桜を眺めることができます。
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