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龍泉閣スタッフブログ
先日に引き続き、有馬温泉に咲いている春の花の紹介です。
滝川沿いには、シャガの花があちらこちらで咲いています。
★シャガ
シャガは、アヤメ科の多年草で、開花期は4 – 5月。白っぽい紫の、アヤメに似た花をつける。花弁に濃い紫と黄色の模様がある。草丈は高さは50?60cmくらいまでになり、葉はつやのある緑色、左右から扁平になっている。人家近くの森林周辺の木陰などの、やや湿ったところに群生している。シャガは三倍体のため種子が発生しない。このことから日本に存在する全てのシャガは同一の遺伝子を持ち、またその分布の広がりは人為的に行われたと考えることができる。
鼓ヶ滝公園の入り口には、ヤマザクラの大きな木が花を咲かせています。
★ヤマザクラ
ヤマザクラ(山桜)は日本に自生するサクラの野生種のひとつで、これを原種として選抜された栽培品種も多い。落葉高木で、サクラの仲間では寿命が長く大木になる品種。多くの場合葉芽と花が同時に開く。日本の野生の桜の代表的な種で、和歌にも数多く詠まれている。日本列島、朝鮮半島に分布。開花時期は3月?4月頃。
ヤマザクラは同一地域の個体群内でも個体変異が多く、開花時期、花つき、葉と花の開く時期、花の色の濃淡と新芽の色、樹の形など様々な変異がある。
同じ場所に育つ個体でも一週間程度の開花時期のずれがあるため、同じサクラでもソメイヨシノと異なり、短期間の開花時期に集中して花見をする必要はなく、じっくりと観察できる。ソメイヨシノの植栽の普及する前の花見文化はむしろ、このように長期間にわたって散発的に行われるものであった。
路傍で、ツルニチニチソウの花も見つけました。
★ツルニチニチソウ
ツルニチニチソウはキョウチクトウ科の常緑蔓性植物で、地中海沿岸原産で観賞用に栽培されている。花期は、春?初夏。花の形がニチニチソウに似ているが、色は青紫色。柱頭は円盤状をしており、その上に毛のある突起物がある。このような柱頭の植物は珍しい。葉は幅広い。やはり観賞用によく栽培される。
これからも、季節ごとに有馬温泉・六甲山に咲いている花を、ご紹介していきたいと思います。
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