有馬温泉の旅館 元湯龍泉閣



1月 温泉入初式
有馬温泉を興した大恩人に感謝する行事で、毎年1月2日に行われます。

【行 列】
湯泉神社の大己貴命(大国主命)の御神体と温泉寺に伝わる行基・仁西の木像を輿に乗せて、神職、僧侶、旅館の主人、芸妓の扮する湯女が付き従って式場(有馬小学校)へと向かいます。


【湯もみ】
太鼓の調子に合わせ、湯女が初湯をもんで適温まで冷まします。


【沐 浴】
行基・仁西に感謝して初湯を注ぎます。

【踊 り】
入初式の歌に合わせ、芸妓が舞を披露します。

【祓行事】
床に撒いた米を若松で掻き寄せ、白紙に包んでお守りにします。

【戻せ返せ】
入初式が終わって帰る輿に湯女は「戻せ返せ」となごりを惜しみ、輿は行きつ戻りつします。


【入初式の歌】
枝も栄ゆるわか緑 仰ぐにあかぬ御代ぞひさしき
滝の白糸いとしうてならぬ ゆるせ主あるわが片袂
落葉山こそ名所なり めでたし めでたし 打ちましょ 打ちましょ


4月 桜まつり
4月上旬から親水公園や善福寺のイトザクラ、有馬河畔の桜がライトアップされ、親水公園では桜まつりが開かれます。

(毎年日が違うため、お問い合わせ下さい。)



6月 有馬川とホタル
5月下旬〜6月下旬にかけて、有馬川ではホタルの舞う光景が見られます。有馬小学校の生徒が年々増やしており、有馬温泉の初夏の美しい風物詩となっています。


6月 沙羅の花と一弦琴の鑑賞会
6月中旬、沙羅の花(ナツツバキ)の盛りの頃に開かれます。わずか一日で落下する真っ白な沙羅双樹の花は一弦琴の調べとともに人々に無常の心をかきたてます。


7〜8月 ありま涼風川座敷
7月下旬から一ヶ月間、有馬川の川床に屋台が並びます。川風に吹かれながら、お料理に舌鼓というのがお目当てで来られるお客様も年々多くなっています。


11月 有馬大茶会
有馬を愛した太閤秀吉は千利休らと度々茶会を開きました。これを偲んで、11月2日と3日に表千家と裏千家が毎年交代で善福寺にある秀吉の位牌にお茶を供えます。また、紅葉の瑞宝寺公園では野点が、寺院や旅館では茶席が設けられます。丁度この頃、有馬の紅葉シーズンが始まります。


11月 有馬観楓碁の会
日本棋院の昇級昇段認定大会として毎年11月上旬の日曜日に有馬温泉で開催されます。200人が参加し、プロ棋士と少年棋士の記念対局や指導碁が行われます。


12月
山に囲まれた有馬温泉では、降る雪の中に泉源から立ち上る湯煙が有馬をしっとりとした情感で包み込みます。有馬の高台にある龍泉閣では、雪の日には、遠く北摂の雄大な山並みを背景に「雪見露天風呂」をお楽しみいただけます。



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