このところ晴天続きで、“天高く馬肥ゆる秋”といった感じですが、朝夕の冷え込みも一段と寒く感じられるようになり、有馬温泉では、これから紅葉シーズンのピークを迎えようとしています。「有馬ナビ」霜月号では、『有馬温泉と神戸の紅葉スポット』として、有馬、阪神間、神戸の主要な紅葉の名所を取りまとめご紹介いたします。この秋のご旅行には、紅葉と名湯で全国的に人気の高い有馬温泉で、“お子様に優しい宿”を目指しております「元湯 龍泉閣」にぜひお越し下さい。
大勢のお客様に有馬温泉にお越しいただけますよう、龍泉閣スタッフ一同お待ち申し上げております。

"Ryuusenkaku" Web Site in English
Thank you for visiting our web site. We publish a monthly newsletter "Arima Navi" on this web site featuring hot topics for sightseeing in Arima Onsen, Mt. Rokko, the Kobe, and the surrounding areas.
Arima Navi November issue features "Guide to Autumn Tints Spots in Arima and Kobe" in Japanese only. We will continue to keep you informed of sightseeing spots in and around Arima Onsen on occasion.
All of the staff at Ryuusenkaku are eagerly waiting to serve the many visitors from around the world coming to the beauty of Arima Onsen and neighboring areas.

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有馬温泉と神戸の紅葉スポット

有馬温泉の紅葉マップ
有馬温泉の紅葉マップ
神戸の紅葉マップ
神戸の紅葉マップ
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有馬温泉

ねね橋と有馬川沿い
ねね橋と有馬川沿いねね橋と有馬川沿い
ねね橋と有馬川沿いねね橋と有馬川沿い
神戸電鉄「有馬温泉駅」の前を流れる有馬川沿いの道を上流に向かって少し上っていくと、赤い欄干の「ねね橋」があり、そのたもとには、太閤秀吉の正室、「ねね」の像が建っています。秀吉の天下取りを支えた「ねね」も有馬復興の恩人です。滝川と六甲川が、ねね橋のあたりで合流し、有馬川になります。有馬川の親水公園では、春には桜祭り、夏には納涼川座敷が開催されます。また、6月中は、蛍の群が川原を舞います。

毎年、紅葉シーズンが近づくと、ねね橋のたもとにあるモミジが有馬温泉で一番初めに赤く色づいてきます。10月下旬〜11月上旬には、川沿いに立ち並ぶ桜並木も赤く染まり始め、見事な紅葉シーンが見られます。
ねね橋と有馬川沿い ねね橋と有馬川沿い ねね橋と有馬川沿い ねね橋と有馬川沿い ねね橋と有馬川沿い




善福寺と太閤通り
「ねね橋」から右手に有馬温泉でも一番活気のある太閤通りが続きます。テイクアウトできる天ぷら屋さんや、お土産屋さんなどの前を通り過ぎ、名物の「よい湯饅頭」の湯気を通して見上げると善福寺の山門があります。阪急バス有馬案内所の向い側にある石段を上ると直ぐに善福寺に着きます。善福寺は、仏教の名僧として今でも崇敬されている行基が8世紀に開基した、由緒あるお寺です。
境内には、樹齢260年を超える、見事な一重の枝垂れ桜(糸桜)が4本あり、毎年4月上旬には、大勢の花見客の目を楽しませてくれます。この桜は、‘神戸市民の木’、および‘神戸の名木’に指定されていますが、秋になると、美しく紅葉し、観光客が大勢カメラを向けています。

善福寺と太閤通り 善福寺と太閤通り 善福寺と太閤通り 善福寺と太閤通り 善福寺と太閤通り
善福寺と太閤通り 善福寺と太閤通り 善福寺と太閤通り 善福寺と太閤通り 善福寺と太閤通り




寺町界隈
念仏寺
念仏寺
極楽寺
極楽寺
有馬温泉の中心部にある「寺町」には、秀吉の正室「ねね」の別荘跡と言われている念仏寺や極楽寺、温泉寺、湯泉神社などの神社仏閣の他に、銀の湯、太閤の湯殿館などの施設もあります。
温泉寺前の桜や、念仏寺の枝垂れ桜、湯泉神社の参道や本殿横のモミジなどは、紅葉がとても美しく、シーズンになると大勢の観光客で賑わいます。また、湯泉神社の境内からは、有馬温泉街を取り囲む見事な紅葉を見渡せますので、秋の一日ごゆっくり有馬温泉の風情をお楽しみ下さい。
湯泉神社
湯泉神社
湯泉神社
湯泉神社
湯泉神社本殿
湯泉神社本殿
林溪寺
林溪寺
寺町界隈
寺町界隈
温泉寺本堂
温泉寺本堂
温泉寺
温泉寺
温泉寺
温泉寺
鐘楼
鐘楼
有馬の工房
有馬の工房




炭酸泉源公園
炭酸泉源公園炭酸泉源公園
炭酸泉源公園
念仏寺や極楽寺の前を通り過ぎて、さらに坂道を上っていくと、左手に通称タンサン坂があり、その坂を上りつめたところに「炭酸泉源公園」があります。泉源の下の池から、時折ボコボコと炭酸ガスを含んだ温泉が湧き出しています。1875年に、この炭酸泉を利用して日本で始めてのサイダーが作られました。このサイダーの復刻版「有馬サイダーてっぽう水」をぜひご賞味下さい。(龍泉閣売店でお求めいただけます。1本250円)
この公園にも、モミジやカエデ、桜の大木があります。温泉街からもほどよい近さにありますので、春の桜や秋の紅葉をお気軽にお楽しみいただけます。
炭酸泉源公園炭酸泉源公園
炭酸泉源公園 炭酸泉源公園 炭酸泉源公園 炭酸泉源公園 炭酸泉源公園




有馬稲荷(稲荷神社)
有馬稲荷(稲荷神社) 有馬稲荷(稲荷神社)
「炭酸泉源公園」から、さらに坂道を上っていくと、射場山(いばやま、旧称:功地山 くむちやま、標高689m)の中腹に有馬稲荷 (稲荷神社)があります。1300年以上前、天皇の有馬温泉行幸の際に、有馬行宮(あんぐう:旅先の仮御所)が造営されましたが、この行宮の守護神として稲荷大神が勧請され、これが「有馬稲荷」の発祥となりました。1904年、射場山の中腹に四季の花木を植え、稲荷神社を行宮跡から現在地に移転しました。
神社への参道には、数多くの広葉樹があり、本殿の近くには、モミジやカエデの大木もあります。本殿より一段高いところに展望台があり、はるか遠く、「三丹州」と呼ばれた丹波・丹後・但馬の山並みまで見渡すことができます。その眺めが素晴らしいので、有馬名所の一つに数えられていますが、特に、秋になると有馬温泉を囲む山々の紅葉シーンをご鑑賞いただけます。
有馬稲荷(稲荷神社) 有馬稲荷(稲荷神社) 有馬稲荷(稲荷神社) 有馬稲荷(稲荷神社) 有馬稲荷(稲荷神社)




瑞宝寺公園
瑞宝寺公園 瑞宝寺公園
市内屈指の紅葉の名所として知られる瑞宝寺公園は、有馬川の上流、六甲川の源流である瑞宝寺谷の東岸にあります。1604年に開かれた瑞宝寺が明治の初めに廃寺となり、神戸市が1951年に公園として整備しました。公園入口にある山門は、1868年、伏見桃山城から移築されたものです。この公園には、太閤秀吉が「いくら見ていても飽きない」と誉めたという清閑な庭があり、春になると、神戸市の「花の名所50選」にも選ばれている美しい桜が見られます。かつて、秀吉が瑞宝寺でしばしば茶会を催したことから、毎年11月2〜3日に、この公園で「有馬大茶会」が催されます。
秋になると、約2000本のモミジやカエデ、イチョウなどの落葉樹の古木が紅く色づきます。また、休憩所が点在しており、ゆっくり楽しむことができ、紅葉シーズンには、おでん、うどん、甘酒などが楽しめる「もみじ茶屋」もオープンします。また、展望台からは三田や瀬戸内海まで一望できるので、紅葉シーズンには、絶景を見ようと、大勢の観光客が訪れます。
瑞宝寺公園 瑞宝寺公園 瑞宝寺公園 瑞宝寺公園 瑞宝寺公園
瑞宝寺公園 瑞宝寺公園 瑞宝寺公園 瑞宝寺公園 瑞宝寺公園
瑞宝寺公園 瑞宝寺公園 瑞宝寺公園 瑞宝寺公園 瑞宝寺公園




鼓ヶ滝公園と滝川沿い
有馬川の上流、滝川沿いにある鼓ヶ滝公園は、瑞宝寺公園とともに、桜と紅葉の名所として知られる公園です。滝壺に落ちる水の音が周囲の岩に反響して鼓を打つ音に似ているところから、この名が付いたとされています。春の有明桜、初夏のホタル、秋の紅葉と、四季それぞれの魅力のある鼓ヶ滝は、有馬六景のひとつに数えられる有馬の名勝です。
鼓ヶ滝の周辺には、たくさんのモミジやカエデがあり、紅葉シーズンには、滝道から鼓ヶ滝公園へ、滝川のせせらぎを聞きながら、紅葉狩りを楽しめます。特に、滝川の中流、マス池の辺りでは、珍しい種類のモミジがたくさん残っています。なお、紅葉のピークは、他の有馬の紅葉スポットより少し遅めです。
鼓ヶ滝公園と滝川沿い 鼓ヶ滝公園と滝川沿い 鼓ヶ滝公園と滝川沿い 鼓ヶ滝公園と滝川沿い 鼓ヶ滝公園と滝川沿い
鼓ヶ滝公園と滝川沿い 鼓ヶ滝公園と滝川沿い 鼓ヶ滝公園と滝川沿い 鼓ヶ滝公園と滝川沿い 鼓ヶ滝公園と滝川沿い




紅葉谷(もみじだに)
紅葉谷(もみじだに) 紅葉谷(もみじだに)
六甲有馬ロープウェイ「有馬温泉駅」の横を通って、六甲山の極楽茶屋へ続く登山道を「紅葉谷」と呼びます。その名前のように、落葉樹の多い裏六甲山の、みごとな紅葉で有名です。春は山桜、夏は山野草、秋の紅葉、冬の氷滝というように、四季折々に楽しめるハイキング・コースとして人気があります。この登山道の途中には、「有馬四十八滝」があります。冬には六甲山の樹氷と、アイスガーデンと呼ばれる凍りついた四十八滝など、四季を通じて見所が一杯で、ハイカーに人気があります。
鼓ヶ滝公園から、六甲山頂までの道のりは、約5kmで、カエデが生い茂る光景が見事です。“太陽と緑の道”は、色づく落葉樹のトンネルになっており、美しい秋の風情を満喫できます。
紅葉谷(もみじだに) 紅葉谷(もみじだに) 紅葉谷(もみじだに) 紅葉谷(もみじだに) 紅葉谷(もみじだに)




落葉山(おちばやま)
落葉山(おちばやま)落葉山(おちばやま)
阪急バス有馬案内所のすぐ近く、滝川沿いに旅館「御所坊」がありますが、この対岸に「妙見院参詣道」と記された石塔があります。
ここから石畳の参道を約20分上っていくと、西側から有馬温泉街を見おろしている落葉山(標高533m)の山頂に着きます。ここには、南北朝時代に落葉山城(別名:有馬城)があったと伝えられています。この山城の主は、次々と変わりましたが、1579年、信長の息子、織田信忠に攻められて落城し、現在は、妙見寺の境内になっています。
落葉山(おちばやま)落葉山(おちばやま)
落葉山(おちばやま)落葉山(おちばやま)



落葉山は、人の立ち入ることの少ないため、珍しい種類の広葉樹や草花が沢山残っていると言われています。
秋になると、数多くの木々が紅葉し、見ごたえがありますが、中でも本堂のすぐ下にあるイチョウの大木は、一見の価値があります。
落葉山(おちばやま) 落葉山(おちばやま) 落葉山(おちばやま) 落葉山(おちばやま) 落葉山(おちばやま)




阪神間

西宮

鷲林寺(じゅうりんじ)
鷲林寺
有馬温泉から「西宮北有料道路(250円)」経由で西宮市街地に向かうと、盤滝トンネルがあります。このトンネルを通り抜けて三つ目の信号を右に入った所に鷲林寺があります。ここは、833年、弘法大師 (空海)によって開創された高野山真言宗のお寺ですが、古来、“のどの病封じの観音さん”として庶民に親しまれています。
鷲林寺鷲林寺


ここの境内には数百本の紅葉樹木があり、毎年秋になると大勢の観光客が訪れます。山モミジ・カエデ・ブナ・ヌルデ・イチョウなどが綺麗に紅葉します。「モミジ祭り」が行なわれ、11月中旬より午後6時〜10時まで境内の紅葉シーンがライトアップされます。闇にライトで浮かび上がるモミジは、それは見事です。
鷲林寺 鷲林寺 鷲林寺 鷲林寺 鷲林寺




北山公園・北山緑化植物園
有馬温泉から鷲林寺に至る県道をさらに1kmくらい直進すると、左手に北山緑化植物園(入園無料)の入り口があります。園内には、園芸に関する相談が気軽にできるコーナーがあり、観葉植物などの鉢植え類も販売しています。西宮市制60年を記念してオープンした「北山山荘」は、北山杉や紅葉が見事な日本庭園のある、優雅な数寄屋造りの和風建築で一般公開されています。また、中国浙江省紹興市の名所をそのまま再現した「小蘭亭」や「北山墨華亭」も見逃せません。秋になると、広大な自然に囲まれて多種多様な紅葉を楽しむことができます。橙色に色づくコナラの木を始め、数多くの木々が紅葉し、庭園を彩ります。
この植物園を取り囲むように、1kmほど北にある北山貯水池まで続く、総面積5.5万uの広大な緑地が北山公園です。ここでは、広葉樹がウッソウと茂っているため、ハイカーは、紅葉をながめながら散策を楽しむことができます。ただし、山道が続きますので、ハイキング向きの装備が必要です。また、公園内には、巨石がかなり沢山見られますので、ボルダリング(ロープを使わないロック・クライミング)の愛好家にとっては、オススメのポイントとなっています。
北山公園・北山緑化植物園 北山公園・北山緑化植物園 北山公園・北山緑化植物園 北山公園・北山緑化植物園 北山公園・北山緑化植物園
北山公園・北山緑化植物園 北山公園・北山緑化植物園 北山公園・北山緑化植物園 北山公園・北山緑化植物園 北山公園・北山緑化植物園




甲山森林公園
甲山の麓にある甲山森林公園は、1970年に兵庫県政100年を記念してオープンしました。面積77万uの広大な公園で、この一角に西宮市内を見渡せる展望台があり、夜景スポットとしても有名です。ここは、春の桜、初夏のツツジ、秋の紅葉と四季折々の自然の美を堪能できます。園内の中央部にある大噴水の近くには、世界各国から集めた大理石の彫刻が立ち並んでおり、芸術に触れながら紅葉する森林の中を散策できます。双眼鏡を片手にバードウォッチングしたり、フィールドアスレチックをしたりと様々ですが、秋の行楽日和には、紅葉に下で、お弁当を広げる家族連れやグループも大勢います。
甲山森林公園 甲山森林公園 甲山森林公園 甲山森林公園 甲山森林公園
甲山森林公園 甲山森林公園 甲山森林公園 甲山森林公園 甲山森林公園




芦屋

鷹尾山の高座(こうざ)の滝
鷹尾山の高座(こうざ)の滝鷹尾山の高座(こうざ)の滝
鷹尾山の高座(こうざ)の滝鷹尾山の高座(こうざ)の滝
芦屋市の市街地を見下ろす鷹尾山(標高263m)の西側の渓谷に、高さ10mほどの「高座の滝」があります。阪急「芦屋川駅」から芦屋川の西岸沿いに北に向かいますと、左手に支流の高座川 (こうざがわ)が見えます。この支流沿いに進んでいくと、「高座の滝」への道標があります。少々急な山道を進んでいくと、「滝の茶屋」があり、少し先に「大谷茶屋」および「高座の滝」があります。ここは、もともと、修験者が滝に打たれて修行する場でしたが、今では、紅葉の名所として人気があり、秋になると大勢のハイカーがここを訪れます。
ここからさらに山奥に進んで行くと、白い岩肌が露出している芦屋ロックガーデンに出ます。風化した尾根と花崗岩の岩壁が広がり、ロッククライミングの練習場として全国的にも有名な場所です。さらに、北へ行くと風吹岩があり、ここから眼下に広がる大阪湾を一望できます。
鷹尾山の高座(こうざ)の滝 鷹尾山の高座(こうざ)の滝 鷹尾山の高座(こうざ)の滝 鷹尾山の高座(こうざ)の滝 鷹尾山の高座(こうざ)の滝
鷹尾山の高座(こうざ)の滝 鷹尾山の高座(こうざ)の滝 鷹尾山の高座(こうざ)の滝 鷹尾山の高座(こうざ)の滝 鷹尾山の高座(こうざ)の滝




岩ヶ平(いわがひら)公園
岩ヶ平(いわがひら)公園岩ヶ平(いわがひら)公園
芦屋の山手にある岩ケ平公園は、阪急バスの「岩園町」バス停から徒歩約4分で着きます。面積6,373m2の公園は、市民の憩いの場として親しまれ、桜の名所ですが、広葉樹もあり、秋になると、紅葉も楽しめます。米国カリフォルニア州モンテベロ市との姉妹都市提携を記念して作られた、公園内にある「モンテベロ・バラ園」では、バラや桜を始めとして四季折々に色んな美しい花が咲き乱れています。特に、4月初めになると、桜の花びらが一面に敷き詰められ、花のじゅうたんのようになります。
岩ヶ平(いわがひら)公園 岩ヶ平(いわがひら)公園 岩ヶ平(いわがひら)公園 岩ヶ平(いわがひら)公園 岩ヶ平(いわがひら)公園




三田

花山院(かざんいん)
花山院(かざんいん)花山院(かざんいん)花山院(かざんいん)
JR・神戸電鉄「三田駅」からバスで約20分、「花山院」バス停で下車し、徒歩約30分で「花山院」に着きます。ここは、651年に法道仙人が開基したと伝えられる真言宗のお寺で、正式名称は、東光山菩提寺と言います。花山(かざん)法皇が19歳からここで隠棲生活をされたという言い伝えから「花山院」と呼ばれています。
花山院(かざんいん)

境内の一段高い玉垣の中に御廟所があり、参拝客が絶えません。また、三田市の重要文化財に指定された「花山法皇像」があります。
花山院は、千丈寺湖の東岸にそびえる阿弥陀峰(標高418m)の山頂にあるため、お寺の前庭にある展望台からは、三田市街や六甲山系まで一望できます。本堂の回りには、カエデやイチョウなどの古木が数多く、紅葉の季節になると、古木の葉が赤く色づき、素晴らしい光景が繰り広げられるため、大勢の観光客が訪れます。
花山院(かざんいん) 花山院(かざんいん) 花山院(かざんいん) 花山院(かざんいん) 花山院(かざんいん)




神戸

中央区


布引の滝
布引の滝
新幹線「新神戸駅」から北に向かう摩耶山への登山道を15分ほど登った所に「布引の滝」があります。この滝は、日光の華厳の滝、紀州の那智の滝とともに日本三大神滝の一つとされています。布引の滝は、雄滝・夫婦滝・鼓が滝・雌滝の総称で、雄滝の高さは43mもあります。1900年に完成した日本最古のコンクリートダムのある布引貯水池から流れ下る水がこの滝を経て生田川になります。布引の滝から登山道を10分ほど登ると布引展望台があり、ここから生田川を正面に、ポートアイランドや大阪湾を一望できます。
布引の滝は、その名のとおり、白い布を垂らしたような美しい滝で、周りの白い岩肌や木々の初夏の新緑や秋の紅葉に映えて素晴らしい光景を見せています。平安貴族が好んで和歌に詠んだ所から、古来、その名が知られており、滝の周囲には、「布引の滝三十六歌仙」の歌碑があります。また、「布引渓流」は、環境省の選定した「日本の名水百選」にも選ばれています。
新神戸駅の西隣りから出ているロープウェイに乗ると、布引の滝を眼下に眺めながら、「布引ハーブ園」に到着します。ここからは、神戸の市街地や大阪湾を一望でき、秋になると、約20万本ものセイジの花が園内を埋め尽くし、セイジの甘い香りと、ヤマモミジ・コナラなどの周辺の木々の目にも鮮やかな紅葉を同時に楽しむことができます。
布引の滝 布引の滝 布引の滝 布引の滝 布引の滝
布引の滝 布引の滝 布引の滝 布引の滝 布引の滝 布引の滝




相楽園(そうらくえん)
「相楽園」は、神戸市の都市公園では唯一の日本式庭園で、元神戸市長小寺兼吉氏の先代が明治末期に建てた私邸でしたが、1941年に神戸市に譲渡されました。園内の豪壮な本邸や付属の建物が太平洋戦争の空襲で焼失したため、火災以前の建造物としては、欧風スタイルの厩舎(重要文化財)、塀および各門だけが残っています。しかしながら、1963年に相楽園会館と茶室を完成、北野異人館の旧ハッサム邸 (重要文化財)を移築し、さらに1980年、姫路藩主の川御座船の屋形部分を移築したので、今では、往時以上の景観を示しています。
庭園には、クスノキの大木、ソテツ林、大灯篭などが残っており、雄大な景観を保っています。園内は、きれいに整備されており、秋になるとモミジやハナミズキなどの木々が色づき、訪れる人々を癒してくれます。また、毎年10月下旬〜11月下旬、ここで「神戸菊花展」が開催されますので、紅葉とともに美しい菊の花も観賞できます。
アクセス
市営地下鉄「県庁前駅」から北に徒歩約5分
開園時間
9:00〜17:00 (入園 〜16:30)
休園日
木曜日(祝日の場合は、翌日休園)、年末年始(12/29〜1/3)
ただし、「神戸菊花展 (10/20〜11/23)」開催中は無休。
入園料
大人(15歳〜) 300円、小人(小中学生)150円
TEL
078-351-5155
相楽園(そうらくえん)
ソテツ林
相楽園(そうらくえん)
ハッサム邸
相楽園(そうらくえん)
旧小寺家・厩舎
相楽園(そうらくえん)
相楽園・紅葉
相楽園(そうらくえん)
舟屋形
相楽園(そうらくえん)
大灯篭
相楽園(そうらくえん)
大楠
相楽園(そうらくえん)
日本庭園浣心亭
相楽園(そうらくえん)
相楽園(そうらくえん)
夜景




再度(ふたたび)公園
再度(ふたたび)公園
JR三宮から市バス25系統に乗車し約20分で、標高470mの再度山(ふたたびさん)の北側にある「再度公園」バス停に着きます。ここは、再度山ドライブウェイ沿いの林の中にあり、修法ケ原(しおがはら)池を中心とする自然がいっぱいの公園で、早春の梅、春の桜やツツジ、秋の紅葉の名所としてよく知られた、市内でも有数の観光スポットです。公園の一帯は、永久植生保存地として大切に保護されています。池の周辺には、貸しボート屋や茶屋、遊歩道などがあり、シーズンには、数多くのハイカーが訪れます。
特に、秋が深まってくると、修法ヶ原池の周辺では、カエデ、コナラ、ハゼノキなどが鮮やかに色付き、華やかな秋景色を求める紅葉狩りの人々で賑わいます。
再度(ふたたび)公園 再度(ふたたび)公園 再度(ふたたび)公園 再度(ふたたび)公園 再度(ふたたび)公園
再度(ふたたび)公園 再度(ふたたび)公園 再度(ふたたび)公園 再度(ふたたび)公園 再度(ふたたび)公園




大龍寺(たいりゅうじ)
大龍寺(たいりゅうじ)大龍寺(たいりゅうじ)大龍寺(たいりゅうじ)
大龍寺は、再度山の南側の山麓にあり、お寺の周辺は、四季折々の豊かな自然に恵まれた所で、春には桜やツツジ、秋には紅葉が楽しめます。JR三宮から市バス25系統に乗車し約15分で、「大龍寺」バス停に着きます。再度山ドライブウェイ沿いの林の中に朱色の山門が見えます。ここは、768年、和気清麻呂によって開かれた真言宗の寺院です。清麻呂が大蛇となったご本尊に救われたというので大龍寺と呼ばれます。1334年頃、この地方の豪族がこの寺を修築し、多々部城(再度城)としましたが、戦火で焼失し、江戸時代の初めになってお寺が再興されました。ご本尊の菩薩立像は、8世紀中頃の一木彫の仏像で、1929年、国の重要文化財に指定されました。毎年7月20日に開帳され、安産や中風除けに霊験があるとされています。
大龍寺(たいりゅうじ) 大龍寺(たいりゅうじ) 大龍寺(たいりゅうじ) 大龍寺(たいりゅうじ) 大龍寺(たいりゅうじ)
大龍寺(たいりゅうじ) 大龍寺(たいりゅうじ) 大龍寺(たいりゅうじ) 大龍寺(たいりゅうじ) 大龍寺(たいりゅうじ)




北区


神戸森林植物園
神戸森林植物園
神戸森林植物園では、高山植物も含め、日本や世界各地の樹木約1200種類を原産地別に植えてあり、四季折々の草花や野鳥の観察ができる、日本で最大規模の植物園(142.6 万u)です。早春の花々や新緑、ツツジやシャクナゲ、梅雨時のアジサイ、秋の紅葉、冬の木立と、一年を通じて森の自然を楽しむことができます。
紅葉が見頃を迎えるのは11月中旬〜下旬で、シーズンには、カエデ、コナラ、ハゼノキ、カラマツ、メタセコイア、アメリカフウなど、38種類 約3000本の、日本と世界の様々な木々が色づき、山全体が美しく染まります。特に、長谷池の周辺では、カエデやハナノキ、イロハモミジなど、美しく多彩な紅葉が楽しめるため見ごたえ十分です。11月1日〜30日まで、「森林もみじ散策」が催され、紅葉の散策会や、琴の演奏会などが楽しめます。
アクセス
●神戸電鉄「北鈴蘭台駅」より毎時間1本送迎バスがあります
●三宮より市バス25系統「森林植物園」で下車(4〜11月の土・日・祝日)
開園時間
9:00〜17:00(入園〜16:30)
休園日
水曜日(祝日の場合は、翌日休園)、年末・年始(12/29〜1/3)
入園料
大人300円、小中学生150円
TEL
078-591-0253
神戸森林植物園 神戸森林植物園 神戸森林植物園 神戸森林植物園 神戸森林植物園
神戸森林植物園 神戸森林植物園 神戸森林植物園 神戸森林植物園 神戸森林植物園




しあわせの村
しあわせの村
JR三宮駅から「しあわせ村」行きの市バス66系統に乗車、約25分で到着します。ここは、障害者や高齢者の自立と社会参加を支援し、各種スポーツ施設、レクリエーション施設、などを始め、キャンプ場や宿泊施設、ジャングル温泉、馬事公苑まで備えた総合福祉リクリエーションゾーンです。「しあわせ村」では、障害者や高齢者だけではなく、大人から子供まで誰もがスポーツやキャンプ、バーベキュー、温泉浴、日本庭園の散策など、自然がいっぱいの中で、心安らぐひとときを過ごせます。特に、日本庭園は、池を中心に回遊できる本格的な和風庭園で、茶室から四季折々の日本情緒あふれる景色を鑑賞できます。
紅葉のシーズンになると、村内のあちこちで紅葉が見られます。サクラ(芝生広場)、ケヤキ(南北のゲート付近、運動広場)、ユリノキ(中央緑道)、アメリカフウ(あおぞら北側道路沿い)、「シルバーカレッジ」バス停の周辺)、トウカエデ(キャンプ場の周辺)、モミジ(日本庭園)、コナラやクヌギ(周辺の山々)
しあわせの村 しあわせの村 しあわせの村 しあわせの村 しあわせの村
しあわせの村 しあわせの村 しあわせの村 しあわせの村 しあわせの村




須磨区


禅昌寺
禅昌寺は、600数十年前に月庵禅師が開山した臨済宗南禅寺派の由緒あるお寺です。山陽電鉄「板宿(いたやど)駅」から市バスに乗り、「禅昌寺」バス停で下車すぐです。
境内はもちろんお寺の裏山にも数多くのカエデの古木があります。特に、本堂周辺の紅葉が美しいところから、別名として「紅葉(モミジ)寺」とも呼ばれており、紅葉の季節には、大勢の参拝客で賑わいます。初代兵庫県知事の伊藤博文も訪れたことがあり、彼がこの紅葉を讃えて書いた漢詩の碑が残されています。白壁の築地、緑の竹藪、左甚五郎作と伝えられる山門辺りに昔を偲ばせるたたずまいが残っています。
また、このお寺は、"スズメのお宿"としても全国的によく知られています。お寺のお坊さんがスズメに宿を作ってやろうと、穴を開けたヒョウタンを吊るしましたが、それが評判となり、全国からヒョウタンが送られてきました。毎年11月に100個くらいあるヒョウタンを取り替えるそうです。
禅昌寺 禅昌寺 禅昌寺 禅昌寺 禅昌寺
禅昌寺 禅昌寺 禅昌寺 禅昌寺 禅昌寺




須磨寺
須磨寺は、山陽電鉄「須磨寺駅」から北に向かって徒歩6〜7分で着きます。886年創建の真言宗のお寺で、正式には福祥寺と言いますが、地元では「須磨のお大師さん」として親しまれています。室町時代から伝わる重要文化財や、源平合戦の舞台として史跡も数多く残っています。境内には与謝蕪村や正岡子規の句碑など、25種の句碑、歌碑、文学碑が並んでいます。秋になると、史跡に恵まれ、情緒溢れる境内に点在する、カエデやイチョウ、サクラなどの木々が美しく紅葉し、深まりゆく秋の風情を感じさせてくれます。
また、須磨寺には、いろいろと不思議なものが見られます。カメの背中に乗ってクルクル回る七福神、見ザル・言わザル・聞かザル・怒らザル・見てごザルの手が動く五猿、目玉と首が回るカエル、頭に触れると一絃琴が鳴るミーシャ熊、からくり時計など観光客も思わず笑ってしまいます。
須磨寺 須磨寺 須磨寺 須磨寺 須磨寺
須磨寺 須磨寺 須磨寺 須磨寺 須磨寺




須磨離宮公園
須磨離宮公園へは、山陽電鉄「月見山駅」、または「須磨寺駅」から徒歩約10分で着きます。須磨の海を一望する武庫離宮跡に広がる公園です。1914年末、総ヒノキ造りの建物が建てられ、武庫離宮と名づけられましたが、戦災で焼失しました。園内の石組みや松林、正門から須磨海岸に続く離宮道の松並木は、その当時の名残です。1967年から、須磨離宮公園として公開されています。広大な園内の中心は芝生広場やバラ園が広がる欧風庭園で、海をバックに水しぶきを上げる大噴水があります。また、約300種、8万株の草花を植えた植物園や子供広場なども完備しています。
離宮公園の紅葉は、みどり滝から和庭園、もみじ道へと続き、散策を楽しむ人の列が絶えません。秋が訪れると、滝にかかるモミジの葉が滝を流れ落ちたり、水面に映ったりして、一気に色鮮やかな光景に変わります。11月になると、植物園を中心にヤマモミジ、サクラ、タイワンフウ、メタセコイア、ハゼノキなど720本のモミジが赤や黄色の多彩なトンネルを作り、11月下旬には、紅葉シーンがライトアップされます。
須磨離宮公園 須磨離宮公園 須磨離宮公園 須磨離宮公園 須磨離宮公園
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奥須磨公園
JR・山陽電鉄「須磨駅」から市バス71・72系統に乗り、「奥須磨公園前」で下車すぐです。
多井畑厄除八幡神社の境内と一体となった公園で、7つの池を巡る自然の地形をそのまま利用しています。小松池にはヘラブナが放流されており、釣り場もあります。閑静な住宅の一角にあり、静かで落ちついた雰囲気の園内には、広大な緑地、池、小川など自然環境がそのまま残っています。ここでは、54種類のトンボやホタルなどの昆虫、カワセミやコゲラなどの野鳥を観察できます。また、秋になると、タイワンフウやナンキンハゼ、カツラ、ラクウショウなどの樹木が紅葉し、訪れる市民の目を楽しませます。
奥須磨公園 奥須磨公園 奥須磨公園 奥須磨公園 奥須磨公園




西区


太山寺
「太山寺」は、市営地下鉄「伊川谷駅」から神姫バス14系統に乗り、「太山寺」バス停で下車すぐです。716年、藤原鎌足の子である定惠和尚により開基された天台宗のお寺です。鎌倉時代には、伊川の谷間に41坊がある大寺院でしたが、現在は、5坊を残すだけです。この寺院には、桃山時代から江戸時代にかけて作られた、美しい日本庭園があります。鎌倉時代を代表する本堂は、神戸で唯一の国宝指定の建築物で、仁王門と三重塔は、国の重要文化財です。

太山寺の周囲の山は、「太山寺の原生林」と呼ばれています。コジイやウバメガシなどの生い茂る原生林は、縄文時代から手付かずで自然が残っていると言われ、兵庫県の天然記念物や「兵庫風景100選」に指定されています。ここには、約160種類の植物が自生し、多くの野鳥や小動物の生息する貴重な照葉樹林の森を形成しています。秋には、太山寺のモミジやカエデが紅葉し、700年以上の時を経てきた本堂や三重塔の朱色に艶やかな紅葉が映える美しさは格別です。神戸市内でも屈指の紅葉の名所として大勢の見物客がここを訪れます。また、近くに、天然ラジウム温泉「太山寺なでしこの湯」という施設があり、紅葉狩りと共に温泉も楽しむことができます。紅葉の美しい11月中は、神戸で唯一の国指定名勝庭園である「安養院」の庭が特別公開されます。
太山寺 太山寺 太山寺 太山寺 太山寺
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第57回 豊公を偲ぶ有馬大茶会
「有馬大茶会」は、茶道の精神と有馬温泉の風致を合わせて、その上に有馬温泉をこよなく愛した秀吉公の遺徳を偲んで1950年に始められました。本年は、第57回目を迎えますが、これまで、数多くの方々にお茶会を楽しみに有馬にお越しいただいております。

第57回 豊公を偲ぶ有馬大茶会
主催
(社)有馬温泉観光協会
後援
神戸市、神戸国際観光コンベンション協会
協賛
表千家同門会兵庫県支部
期日
2006年11月2日(木)・3日(金)の2日間
奉茶式 11月2日10:30〜 善福寺にて
表千家家元 千宗左宗匠のご奉仕により、有馬温泉興隆の基礎をつくられました秀吉公の霊位に対し、報恩のお茶を献げる儀式です。
(一般参列: 先着80名様に限定)
11月2・3両日とも、9:30〜15:30(受付終了)まで
ただし、瑞宝寺公園席は、〜15:00まで
副席
有馬グランドホテル雅中庵: 席主 表千家教授 水野美子
念仏寺: 席主 表千家教授 大田富二子
瑞宝寺公園 [野点席](雨天 有馬の工房): 席主 表千家教授 長尾絢子
点心席
11月2・3両日とも、11:00〜14:30 有馬グランドホテル
茶会バス
茶席へのアクセスとして、「茶会無料バス」を運行します
阪急バス有馬案内所前から、8:30〜16:30まで随時運行
お茶券
茶会券 1枚10,000円 (献茶式、副席 3ヶ所、点心席)
当日券 1枚11,000円 (当日一席券は、ございません)
茶会券販売所
有馬温泉観光総合案内所、三宮インフォメーションセンター、阪急観光バス梅田案内所、神戸電鉄: 新開地・鈴蘭台・谷上の駅売店
問合せ先
有馬温泉観光総合案内所 TEL 078-904-0708
(社)有馬温泉観光協会 TEL 078-904-3450




有馬温泉の旅館 龍泉閣スタッフ
有馬ナビ霜月号では、秋のご散策のご参考に、「有馬温泉と神戸の紅葉スポット」として、有馬周辺の紅葉の名所をご紹介致しました。次号は、早くも今年最後の有馬ナビになりますが、「神戸ルミナリエと周辺の観光スポット」を特集致します。この秋の家族旅行には、有馬温泉の「元湯 龍泉閣」に是非ご宿泊下さい。(2006/10/28)



※このページは2006年10月に発行されたものです。
最新の有馬温泉と周辺観光地の情報は『龍泉閣日記』をご覧ください。

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