伊丹市の観光スポット

有馬温泉の東20km位の所に伊丹市があります。大阪国際空港がある伊丹市は、酒造りの町としても知られており、江戸時代の雰囲気を今に伝える酒蔵や町屋などが点在しています。一方では、美術館や昆虫館などの文化施設もあり、ご家族連れにオススメの観光スポットに恵まれています。
大勢のお客様に伊丹市〜有馬温泉にお越しいただけますよう、龍泉閣スタッフ一同お待ち申し上げております。

有岡城址 伊丹廃寺跡 猪名野神社 御願塚古墳 昆陽寺 みやのまえ文化の郷 荒牧バラ公園 伊丹スカイパーク 伊丹市昆虫館 こども文化科学館 昆陽池公園 ブルワリービレッジ長寿蔵
伊丹市の観光スポット

有馬温泉〜伊丹:約20km
*電車の場合:神戸電鉄「有馬温泉」→「有馬口」→「三田」→JR宝塚線「伊丹」 <1時間>
*車の場合:有馬温泉→中国自動車道「西宮北IC」→「宝塚IC」 <約30分>

歴史探訪スポット

有岡城址

戦国末期1574年に、荒木村重が伊丹城の城主となり、大改築した上で、有岡城と改称しました。東西0.8km、南北1.7kmの堀と土塁で侍屋敷と町屋を囲んだ惣構え(そうがまえ)の城で、日本最古(1520年)の天守台があります。織田信長に対し謀反を起こしたため織田の大軍に攻められ、1579年に落城、1583年に廃城となりました。JR伊丹駅の直ぐ西側にある城跡は、1979年に国指定の史跡となり、「有岡公園」として整備されています。史跡の整備に伴って築かれた石垣の上には、本丸の礎石建物跡と二つの井戸跡が復元されています。また、本丸の西側には、土塁と自然石を積んだ野面(のづら)積みの石垣が保存されています。

有岡城址 有岡城址 有岡城址

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伊丹廃寺跡

市バス「県高前」バス停の近くに、奈良の法隆寺と同じ伽藍(がらん:金堂や塔などの寺院の建物)配置なので、世紀初め頃の建築と推測される寺院跡があります。大規模な寺院であったようですが、当時の文献には全く記載されていないので、寺の名前も来歴も不明です。1958年に基壇の一部を発見し、発掘調査が行われ、66年に国の指定史跡となりました。金堂の基壇(きだん)や朱塗りの北門などが復元されており、史跡公園として整備されています。創建当初からの瓦、水煙(すいえん:塔の先端の火炎状の飾り)や風鐸(ふうたく:軒の四隅に吊した風鈴状の飾り)などの銅製品も出土し、兵庫県の指定文化財として市立博物館に展示されています。

伊丹廃寺跡 伊丹廃寺跡 伊丹廃寺跡

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猪名野神社

「清水橋」バス停の北側に猪名野神社があります。江戸時代の伊丹郷町(ごうちょう)の氏神で、祭神は須佐乃男命(スサノオノミコト)です。「野ノ宮」、「天王ノ宮」、「牛頭天王」と呼ばれていましたが、1869年の神仏分離令により猪名野神社と改称しました。904年の創建という言い伝えがありますが、本殿が建てられたのは1686年です。境内には、酒造家や豪商が寄進した97基もの石灯篭が並んでいます。1703年以降、"お渡り"という祭礼が行われていたことが、伊丹市の指定民俗文化財である「猪名野神社神幸絵巻」に描かれています。また、戦国時代に、有岡城の惣構(そうがまえ)の北端を防御する「岸の砦」が置かれていた所です。今も、境内の西側に土塁が残っており、有岡城跡とともに国の指定史跡となっています。境内のムクロジは、樹高が約13.5mもある巨木で、1986年に伊丹市の指定文化財となりました。

猪名野神社 猪名野神社 猪名野神社

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御願塚古墳

阪急伊丹線「稲野駅」から西へ徒歩3分の所に5世紀後半頃に造られた帆立貝式古墳(前方後円墳の一種)があり、古墳の上部は平らに削られていて南神社が建っています。円筒埴輪などが出土しており、1966年に兵庫県の指定史跡となっています。全長52mで、当初は、馬蹄(ばてい)型をした二重の周濠(しゅうごう)がありましたが、今は一重のみ残っています。市教委による古墳の保全工事と周辺部の史跡公園化工事が1999年に完了しました。
この古墳の十分な発掘調査は行われておらず、被葬者は不明なままです。かつては,御願塚古墳の周辺4ヶ所に塚が存在していたため、これらの塚を合わせて"五が塚"と呼んでいたのが、「御願塚(ごがづか)」となったという説もあります。

御願塚古墳 御願塚古墳 御願塚古墳

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昆陽寺

正式には、崑崙山昆陽寺(こんろんさん・こんようじ)という名称の高野山真言宗の寺院です。奈良時代の名僧、行基上人が貧民救済のために731年に創建した昆陽施院の後身です。行基上人が創立した畿内49院の一つで、「昆陽里(こやのさと)」バス停から東300mにあり、地元では「こやでら」、または「行基さん」として親しまれています。1579年に荒木村重と織田信長の戦いで全ての伽藍を焼失しましたが、江戸時代に入ると、遍照院や一乗院など周辺の塔頭(たっちゅう)も含めて再興されました。ご本尊は、行基上人の自作と伝えられている薬師如来像です。朱塗りの山門と境内の観音堂が1969年に、山門内にあった広目天・増長天立像が1998年に、それぞれ兵庫県の指定文化財となっています。

昆陽寺 昆陽寺 昆陽寺

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みやのまえ文化の郷

みやのまえ文化の郷

猪名野神社の門前町に当たる地域が"宮ノ前(みやのまえ)"です。伊丹郷町館(旧岡田家住宅、旧石橋家住宅、新町家)、柿衞文庫、市立美術館、市立工芸センターなど多彩な施設が集まる伊丹市の文化ゾーンとして、この地域は「みやのまえ文化の郷」と名付けられ、2001年から一般公開されています。江戸時代の商家や酒蔵などの文化財や日本庭園などを常時見学できます。また、各施設の行う展示事業や各種講座、イベントなどに気軽に参加できます。

アクセスJR宝塚線「伊丹」駅から西へ徒歩5分
入館料伊丹郷町館:無料
柿衞文庫:一般200円、高校大学生100円、小中学生50円(特別展は別料金)
市立美術館:一般200円、高校大学生150円、小中学生100円(特別展は別料金)
開館時間10:00〜18:00(入館〜17:30)
休館期間月曜日(休祝日の場合は、翌日が休館)、12/29〜1/3
駐車場なし(近くに有料地下駐車場あり)
TEL072-772-5959

伊丹郷町館

伊丹郷町館

有岡城の落城の後、その城下町が酒造りの町として発展しました。当時の伊丹村は27町からなり、「伊丹郷町(ごうちょう)」と呼ばれていました。そういう由来から、旧岡田家酒蔵の解体・復元、旧石橋家住宅の解体・復元・移築と併せて、総合管理棟として町家形式の「新町家」が設けられた際に、これらの建物の総称を「伊丹郷町館」と名付けました。

旧岡田家酒蔵

伊丹の町家としては、最も古い旧岡田家が伊丹郷町の中心部の米屋町にあります。棟札によると、旧岡田家の店舗は、1674年に松屋によって建てられたもので、店舗の北側の酒蔵は1715年ごろに増築され、酒造りを行ったようです。1729年に鹿島屋が酒蔵を買収し、店舗の東隣に酒蔵を増築し、酒造りの最盛期には千石蔵を増築しましたが、明治の初めに廃業しました。1900年に岡田正造が購入し、大規模な改造を行った結果、広大な敷地に、店舗・臼屋・酒蔵・千石蔵・居宅・庭園が立ち並ぶようになりました。その後、伊丹市の所有となり、店舗・酒蔵を除いて取り壊されました。1992年には、旧岡田家の店舗と酒蔵が国指定重要文化財に、店舗と酒蔵をつなぐ釜屋および洗い場が附指定となりました。1995年の阪神・淡路大震災によって、店舗の大屋根や酒蔵の西壁が崩壊するなど大きな被害を受けたため、解体・復元工事が行われ、2001年から一般公開されています。

旧岡田家酒蔵 旧岡田家酒蔵 旧岡田家酒蔵

旧石橋家住宅

元は、猪名野神社の門前通り(北少路村)にあった町屋ですが、江戸時代の商家の造りが良く保存されていたので、解体調査後に旧岡田家住宅の隣に移築され、2001年から一般公開されています。母屋の正面は、厨子二階(つしにかい:天井の低い物置部屋)の塗り込めの軒裏と虫籠窓(むしこまど:縦格子を漆喰で塗り固めた虫カゴ状の窓)、出格子窓、正面中央の摺り揚げ(すりあげ)大戸やバッタリ床几(しょうぎ)など、江戸後期の商家の店構えが見られます。また、茶室や水禽窟(すいきんくつ)もあり、郷町の旦那衆が風流をたしなんでいた様子がうかがえます。石橋家は、明治以降、紙と金物の小売業の傍らで酒造業を営んでいました。1996年に伊丹市の文化財に、2001年には兵庫県の文化財に指定され、現在地に移築された後、一般公開されています。

旧石橋家住宅 旧石橋家住宅 旧石橋家住宅

伊丹郷町クラフトショップ

旧石橋家住宅のかつての店舗部分に、全国の工芸作家の作品を展示販売しているクラフト・ミュージアムショップがあります。ここには、工芸センターにゆかりの作家や伊丹国際クラフト展に入選された方々の創作による、陶器・ガラス・木工・織物・ジュエリーなど様々な種類の作品が並んでいます。

伊丹郷町クラフトショップ 伊丹郷町クラフトショップ 伊丹郷町クラフトショップ

柿衞文庫

江戸時代の伊丹は、酒造りで繁栄したため、富裕層が増え、俳諧文化が華やかに開花しました。岡田家当主の故岡田利兵衛氏(俳号=柿衞)は、実業家、国文学者、伊丹市長として多方面で活躍しましたが、俳諧文化について多年研究し、数多くの文献や資料を収集しました。彼から寄贈された貴重な文化遺産を下に1984年に「柿衞文庫」が発足しました。著名な俳人の直筆資料を約6千点、「奥の細道」を含む俳書・俳画などを約5千点所蔵しており、東京大学図書館、天理大学附属天理図書館とともに日本三大俳諧コレクションと評価されています。

柿衞文庫 柿衞文庫 柿衞文庫

市立美術館

1987年に「柿衞文庫」を増築して共同利用する形でオープンしました。主なコレクションは、19世紀のフランス絵画を代表するオノレ・ドーミエの1800点以上の諷刺版画、49点の彫刻、4点の油彩です。さらに、彼と同時代の諷刺画家の作品や、イギリスのウィリアム・ホガース、ジェイムズ・ギルレイ、ジョージ・クルックシャンクなどの諷刺版画、明治初年に来日したフランスのジョルジュ・ビゴーの諷刺版画などを所蔵しています。その他にもベルギーのジェームズ・アンソールの油絵 版画、ドイツのケーテ・コルヴィッツの版画などもあります。その他に、ラウル・デュフィの代表的油彩「海の女神」など、アメリカ現代作家の大作版画や日本の現代作家の絵画・彫刻もあります。

市立美術館 市立美術館 市立美術館

市立工芸センター

「伊丹郷町館」東側にある工芸センターでは、全国の優れた工芸品を展示する企画展や、国際公募のクラフト展などを開催しています。また、手織りや陶芸など各種工芸品の講座を常設しています。旧石橋住宅内の「伊丹郷町クラフトショップ」での工芸品の展示・販売や、「伊丹ジュエリーカレッジ」においてジュエリー工芸のプロの育成も行っています。

市立工芸センター 市立工芸センター 市立工芸センター

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旧西国街道

旧西国街道

平安時代に、京都と北九州の大宰府(だざいふ)を結んでいた山陽道が、江戸時代以降は「西国街道」(別称:「京道」、「山崎通」)と呼ばれました。宿場町であった昆陽には、本陣(大名や公家などの宿所)が置かれ、賑わっていました。伊丹市内では、下河原字出口から池尻1丁目までで、武庫川を渡った後は国道171号線と並行に、阪急今津線「門戸厄神」駅方向に続いています。

鴻池稲荷祠碑

鴻池稲荷祠碑

「北センター前」バス停から徒歩3分の児童公園内に、亀形の台石の上に中国古代の貨幣「布貨(ふか)」を象った石碑があります。戦国時代の武将、山中鹿之助の長男が1600年に鴻池村において清酒を初めて造ることに成功し、その屋敷の裏に一族の繁栄を願って稲荷祠を建てました。この石碑は、1763年の台風で壊れた祠を1784年に一族で費用を分担して再建した折に、その経緯を子孫に伝えるために建てられたものです。

辻の碑

辻の碑

西国街道と多田街道が交差する角、「辻村バス停」から東へ150mの所に石張りの広場があり、そこに高さ92cm、幅76cmの自然石の碑があります。"従東寺拾里"という文字が読み取れますが、ここが摂津国の真ん中であることを示していたようです。1965年に伊丹市の文化財に指定されました。

伝和泉式部の墓

伝和泉式部の墓

旧西国街道の「伊丹坂」バス停に近いお堂の中に、和泉式部の墓と伝えられている高さ152cmの五輪塔があります。1300年代初めの建立と見られ、伊丹市指定文化財です。彼女は、「和泉式部日記」の作者として有名な平安時代の歌人で、「津の国の昆陽(こや)とも人をいふへきにひまこそなけれ芦の八重葺(やえぶき)」という歌を詠んでいます。

ご家族向け体験スポット

荒牧バラ公園

世界中から250種類1万本以上のバラを集めたバラ公園です。公園の西側を流れる天神川の堤防を利用し、高低差10mの立体的な地形を生かして、階段状に花壇が作られています。レンガ造りのバラの植え込みやモニュメントの柱、スパニッシュ風の瓦屋根のある白壁の建物が南欧的な雰囲気を演出します。春バラの見頃は5月中旬〜6月中旬、秋バラの見頃は10月上旬〜11月中旬です。公園内には、「みどりのプラザ」やレストハウスなどがあり、花と緑に関する講習会や展示を行っています。また、鉢植え、切り花、入浴剤、ボディーソープなど各種のバラの花に関連したグッズを販売しています。

荒牧バラ公園 荒牧バラ公園 荒牧バラ公園

アクセスJR・阪急「伊丹」駅から市バス「荒牧バラ公園」行きに乗車し、終点で下車
入園料無料
開園時間9:00〜17:00(季節により異なる)
休園期間毎週火曜日(ただし、5-6月、10-11月は無休)、12/29〜1/3
駐車場500円/回(90台分、シーズン中は310台分)
TEL072-772-7696 「みどりのプラザ」

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伊丹スカイパーク

大阪国際空港の滑走路のすぐ西側に隣接している、長さ1.2km、幅80mの非常に細長い公園です。高さ約7mの芝生の丘が帯状に連なっている、緑の豊かな公園で、その丘の上から飛行機が離着陸する様子をごく間近で見られます。広大な広場が「学習ゾーン」、「遊具ゾーン」、「花と水とシンボルゾーン」とに分けられています。「遊具ゾーン」には、ローラースライダーやキューブ・アドベンチャーなどの遊具があり、子供たちの人気を集めています。

伊丹スカイパーク 伊丹スカイパーク 伊丹スカイパーク 伊丹スカイパーク

アクセスJR・阪急「伊丹」駅から市バス「岩屋循環」に乗車し、「伊丹スカイパーク上須古」バス停で下車
入園料無料
開園時間9:00〜21:00(駐車場への入庫〜20:00)
休園期間年中無休
駐車場100円/30分(350台分)
TEL072-772-3447

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伊丹市昆虫館

伊丹市昆虫館

昆虫館は、緑豊かな昆陽池公園の中にあり、関西で最大規模のドーム型のチョウ温室があります。日本最大のオオゴマダラなど15種類、約1000匹のチョウが亜熱帯の花と緑の中を飛び交っている様子を一年中ごく間近に観察できます。また、ナナフシやバッタ、タガメ、ゲンゴロウなど生きている昆虫を展示している生態展示室、身近な昆虫の世界を10倍に拡大したジオラマ、珍しい世界の昆虫標本、昆虫の生態に関するAV資料、特別展、各種の昆虫講座、図書コーナーなどもあり、親子で昆虫の生態について楽しく学べます。

伊丹市昆虫館 伊丹市昆虫館 伊丹市昆虫館

アクセスJR・阪急「伊丹」駅から市バスに乗車し、「玉田団地」バス停で下車
入館料9:30〜16:30(入館〜16:00)注:チョウ温室は10:00〜
開館時間9:00〜17:00(11〜2月 〜16:00)
休館日火曜日(休祝日の場合は、翌日が休館)、12/29〜31
駐車場公園西側に有料駐車場あり(1時間まで200円、それ以降は30分毎に100円追加)
TEL072-785-3582

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こども文化科学館

こども文化科学館 こども文化科学館

大阪国際空港の滑走路に隣接しており、伊丹スカイパークの直ぐ北側にあります。プラネタリウム館、児童センター(遊戯室、図書室、工作室)、文化センター(展望室、会議室)の3館からなる子供たちのための複合施設です。プラネタリウム館では、迫力のある映像で満天の星空を紹介し、解説員が星や星座について分かり易く説明します。また、ロケットの打ち上げの様子や、太陽系の構成などを展示によって楽しく学習ができます。

アクセス阪急「伊丹」駅より徒歩20分、または、市バスに乗車し、「神津」バス停 で下車
入館料プラネタリウム館:大人400円、中学・高校生200円、3才〜小学生100円
児童センター、文化センター:無料
開館時間9:00〜17:15(入館〜16:45)
休館日火曜日(休祝日の場合は、開館)、祝日の振替日、12/29〜1/3
駐車場なし(スカイパーク駐車場から徒歩5分:100円/30分)
TEL072-784-1222

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昆陽池公園

昆陽池は、奈良時代の名僧、行基上人が731年に築造したと伝えられる農業用の溜め池でした。伊丹市が1968年以来、この池を順次整備し、広さ27.8ha(そのうち自然池12.5ha、貯水池4.5ha)もある公園にしました。関西でも屈指の渡り鳥の飛来地として有名で、都会には稀な野鳥のオアシスとして人気を集めています。正面入り口の右手にある昆陽池センターには、展望室があり、日本列島を象った人口島など、公園全体を一望できます。1999年に池の水質浄化対策として、水鳥に餌をやるための給餌池(きゅうじいけ)および、池の中に突き出た野鳥観察橋を新たに設けました。この観察橋から野鳥の生態が間近に観察できます。コブハクチョウが自然放養されている他、晩秋から冬にかけて3000羽以上のカモ、サギ、ユリカモメなど数多くの渡り鳥がやって来ます。また、春になると、ハクチョウが幼いヒナ鳥を引き連れて一列になって泳ぐ様子が見られます。また、公園の南側にある「スワンホール(労働福祉会館・青少年センター 779-5661)」にはレストランもあります。

昆陽池公園 昆陽池公園 昆陽池公園

アクセスJR・阪急「伊丹」駅から市バスに乗車し、「松ヶ丘」バス停で下車
入園料無料
開園時間常時開園 注:「ふるさと小径」と駐車場は、9:00〜17:00
駐車場公園西側に有料駐車場あり(1時間まで200円、それ以降は30分毎に100円追加)
TEL0794-85-8408

行基上人と有馬温泉

行基上人

奈良時代の高僧「行基上人」は、民衆救済の為に近畿各地で、寺・溜め池・橋・堤防・港湾などの社会インフラ整備に尽力し、行基菩薩と慕われました。行基上人が伊丹で貧民救済施設(現在の昆陽寺)を建て、溜め池(昆陽池)を築いていた折に、薬師如来のお告げがあったので、有馬温泉に行き、温泉寺や菩提院を建立するなど有馬の復興に尽力したという言い伝え(有馬の昔話:第2話)があります。今でも有馬温泉では、行基・仁西・秀吉を有馬の三恩人として崇めています。

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ブルワリービレッジ長寿蔵

ブルワリービレッジ長寿蔵

清酒「白雪」でよく知られている小西酒造が築後約200年の酒蔵を改装し、オープンした複合施設です。地ビールと清酒の醸造場、地ビール・レストラン、日本酒ミュージアム、関連グッズの売店コーナーに分かれています。醸造酒の文化と酵母菌の不思議な活躍を実感していただけます。清酒発祥の地に相応しい伝統的な酒造り道具類を130種類、200点以上展示している他、江戸時代の酒造りの様子を映像で紹介する「マジカルシーン・ビジョン」などもあります。

ブルワリービレッジ長寿蔵 ブルワリービレッジ長寿蔵 ブルワリービレッジ長寿蔵

アクセスJR宝塚線「伊丹」駅から西へ徒歩5分
入館料無料
開館時間ミュージアム11:00〜17:00
休館日第2火曜日
駐車場30台分
TEL072-773-1111

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有馬ナビ皐月号では、ご家族連れにオススメの伊丹市の観光スポットについて特集しました。次号では、春休みにオープンしたばかりの「キッザニア甲子園」についてご紹介します。これからも、有馬温泉とその周辺の観光スポットを引き続きご紹介して参りますので、ぜひ、ご期待ください。(2009/4/30)

※このページは2009年4月に発行されたものです。
最新の有馬温泉と周辺観光地の情報は『龍泉閣日記』をご覧ください。
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